学生でもアコムで借入できる?年齢などの条件に合えば可能なことも
講義や実習のためにまとまった費用がかかる、ゼミやサークル関係の飲み会があるなど、学生時代は何かとお金がかかります。そのため、学生の中には親に負担をかけずに自分で借入をしたいと思う人もいます。
借入をするなら名前が知られている大手消費者金融が安心ですが、その中の一つ、三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムで学生は借入ができるのかというと、条件に合えば可能なこともあります。
では、学生が借入をするにはどのような条件があるのか、何に気をつければいいのか、詳しく確認しましょう。
アコムは学生でも条件を満たせば契約可能と明記している!
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムは、条件を満たしている人なら契約も可能と明記しています。では、どのような条件があるのか、詳しく見ていきましょう。
学生に関してアコムが挙げている条件をチェック!
アコムでは、以下の条件を満たしていれば学生の契約も可能です。
- 20歳以上69歳以下であること
- 安定した収入と返済能力があること
- アコムの基準を満たすこと
アコムの場合、未成年の学生は契約の対象にはならないということですね。
また、学生であればいいのではなく、アルバイトなどで安定収入を得ていて、返済能力があると判断される必要もあります。
そのうえで、アコムの基準を満たしていると認められれば、契約することが可能です。
アコム以外の大手消費者金融では?学生でも借りられる可能性あり
消費者金融名 | 学生が借入をするための条件 |
---|---|
アイフル株式会社 | 満20歳以上69歳までであること 定期的な収入と返済能力があること アイフルの基準を満たすこと |
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 20歳から69歳までであること 現在仕事をしていること 審査のうえ契約が可能なことも |
株式会社SMBCモビット | 年齢が20歳以上69歳以下であること 安定した定期収入があること アルバイトでも利用可能 |
レイクALSA | 年齢が満20歳から満70歳までであること 安定した収入があること |
どの大手消費者金融を選んでも、未成年の借入はできないことがわかります。また、収入を得ていて返済ができる状態にあることも、条件として挙げられています。
未成年が契約できないのは法律の関係
なぜ、未成年は三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムをはじめとした大手消費者金融で借入ができないのでしょうか。その理由を見てみましょう。
アコムで未成年が契約できない理由
アコムなどの大手消費者金融で未成年が契約できないのは、法律の関係があるからです。
民法によると、法定代理人(通常であれば親)の同意なく未成年者が消費者金融と契約をした場合、未成年者本人または法定代理人がその契約を取り消すことが可能です。
もし、未成年と契約を結んで取り消されれば、消費者金融としては貸したお金を返してもらうことができなくなるわけです。法定代理人の同意が得られているかを確認してから融資を行うと、審査が複雑になってコストが高くなります。
そういった事情もあって、大手消費者金融は未成年にはお金を貸さない決まりにしているのです。
未成年の学生がお金を借りたいなら未成年対象の学生ローンを探そう
それでは、未成年がお金を借りることはできないのかというと、一部未成年でも借入ができる消費者金融があります。
- 大手ではなく中小消費者金融から探す
- 学生ローンの取り扱いをしている業者を中心に探す
それから、未成年に対しては保護者の許可を求めることが一般的です。
また、どうしてもお金が借りたいからと、誰にでも貸せると案内している業者を利用するのは避けてください。審査なしで誰にでも貸せる業者は、闇金と呼ばれる非正規の業者です。
正規の業者なら法律に従っていますので、未成年に対しての融資は慎重に行うものです。ですが、闇金は法律に従う気が無いので、無理な取り立てや法外な金利請求も行います。個人情報の流出も心配なので、審査を行わない業者からの借入は避けるべきです。
安定収入と返済能力があるとはどんな状態を言う?詳しく確認!
それでは、なぜ、未成年は三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムがもう一つ具体的な条件として挙げている、安定した収入と返済能力があることとはどういう状態なのでしょうか。見ていきましょう。
安定した収入はアルバイトによるものでもOK
安定した収入を得ていると言われると、なんだか難しそうに思われるかもしれませんが、アコムでは学生に関する案内の中で安定した収入(アルバイト)と記述されていることから、アルバイトの収入であっても安定した収入と認められることがわかります。
仕事をしていない学生は申し込めませんが、アルバイトで収入があれば、アコムと契約できる可能性があるということですね。
ただし、アルバイトを始めて間が無い頃は、まだ仕事が続けられるかどうかを不安視されて借入が難しいことがありますので注意しましょう。
ただし継続して収入を得ていることが重要
アルバイトをしていれば安定した収入があるとみなしてもらうことができますが、アルバイトのやり方によっては借入が難しいこともあります。それが、短期のバイトを繰り返している場合です。
アコムで借りたお金は、以下のいずれかの期日に定期的に返済をしていく決まりになっています。
- 35日ごとに返済をする
- 毎月決まった日に返済をする
返済額は、借入残高に一定の割合を掛けることによって決められた金額です。一定の割合は、契約極度額によって以下のようになっています。
契約極度額 | 掛けられる割合 |
---|---|
30万円以下 | 借入残高に対して4.2%以上 |
30万円超100万円以下 | 借入残高に対して3.0%以上 |
100万円超 | 借入残高に対して1.5%~3.0%以上 |
消費者金融で借入ができるのは、法律の関係でどんなに高くても年収の3分の1までなので、学生の場合は契約極度額はそれほど高くならないと考えられます。となると、一定の割合は4.2%になります。
金利が18.0%の人が10万円借りたとすると、10万円×4.2%で4,200円となります。返済額を決める際には千円単位で端数が切り上げられる決まりなので、月々の返済額は5,000円以上になります。
このように決められた金額を返済が終わるまで返し続けていくことになるため、収入がある月と無い月があると返済に支障が出ることが考えられるわけです。アルバイトをする機会が少なければ、収入が減るのでさらに返済がしにくくなることもありますよね。
そのため、アコムに安定した収入を得ていて返済能力があると判断してもらうためには、長期のアルバイトをして定期的に収入を得ている必要があると言えるのです。
具体的な条件を満たしたうえでアコムの基準も満たすことが求められる
年齢と収入に関しては具体的に記述されていますが、もう一つアコムの基準を満たすことという条件が設けられています。これはどういうことなのか、確認しましょう。
審査基準は消費者金融ごとに違い公表されていない!
アコムの基準を満たすこととは、アコムが設けている審査基準を満たすことです。
審査基準はそれぞれの消費者金融ごとに設けられていて、業者によって基準が違います。では、どうすれば審査に受かるのかというと、その内容は公表されているわけではありません。ですが、こんなことがあると審査に通りにくいというポイントはあります。
審査は、申し込みの際に記入した申し込み書の項目や、本人確認書類などの必要書類を元に行われます。
申し込みの際に記入する内容は、以下のように多岐にわたります。
- 氏名・生年月日・性別など申込者に関する情報
- 連絡先・住所・居住形態など自宅に関する情報
- 勤務先・勤続年数・雇用形態・年収などアルバイトに関する情報
- 他に借入があるかなど他社借入に関する情報
これらの項目に対して記入された内容を総合的に判断して、審査に通すかどうかを決めています。
アコムの審査に落ちやすいポイントとは
多岐にわたる項目の中で、特に審査結果を大きく左右するものがありますので、確認しておきましょう。先ほど確認しましたので、収入に関する項目は除いてご紹介します。
項目 | 注意すべき状況 |
---|---|
他社借入の金額 | 借入額が多いと年収の3分の1を超える可能性があるので |
他社からの借入件数 | 借入件数が多いとお金に困っていて返済に回せる余裕が無いと思われるので |
借入の返済 | 借入の返済が遅れたことがあると返済能力が疑問視される |
借入の返済は、他の消費者金融などの貸金業者からの借入以外にも、たとえば携帯の端末料金の分割払いをしているのに電話料金を滞納したなど、日常生活を送る上で支払いが遅れたことが関係する場合もあります。
学生がアコムで借入をするなら年齢や収入の条件を満たす必要あり
以上のように、学生であっても、アコムが定めている年齢や収入の条件を満たしていれば借入ができる可能性があります。
ただし、年齢と収入以外にも、アコムが定める基準を満たしている必要もありますので、アコムが独自の審査基準で判断して、融資しても大丈夫だと思われたら借入ができます。
安定収入はアルバイトによる収入で構いませんが、定期的に収入を得ていないと安定収入とはみなしてもらえないこともありますので、注意しましょう。