借入先別の特徴を徹底解説!ニーズに合う借入を実現

クレジットカードなら海外での借入も可能!海外キャッシングのやり方

ショッピングの際に提示することで商品やサービスを受け取り、後からまとめて支払いができるクレジットカードは、キャッシング機能を利用することで現金を借りることも可能です。

中でも、海外でキャッシングができることは、大きなメリットと言えます。

では、クレジットカードを使ってどのように海外で借入をすればいいのか、利用する際の注意点は何か、詳しく確認しましょう。

海外キャッシングとはクレジットカードで現地通貨を引き出すこと

まずは、海外キャッシングとはどのようなサービスなのか、基本的な情報から確認しましょう。

海外で現地通貨を引き出すサービスが海外キャッシング

海外キャッシングとは、クレジットカードを利用して海外で現地通貨を借入するサービスのことです。

海外キャッシングには、以下のようなメリットがあります。

  • 多額の現金を持ち歩く必要が無く防犯上役立つ
  • 小額でも借入ができる
  • 世界中で利用可能で現地通貨を引き出すことができる
  • 両替をするよりも手数料がお得になる可能性もある

海外の中には治安に不安がある地域もありますし、また慣れない海外でついお金を落としてしまうことも考えられます。海外キャッシングをすれば必要な時に必要なだけお金が用意できるので、不安がありません。

海外キャッシングは世界中で利用できますし、また現地通貨を引き出すこともできますので、便利です。

キャッシングは借入なので利息がつきますが、返済のタイミングや両替の際の手数料などの条件によっては、海外キャッシングをした方が手数料が抑えられる可能性もあります。ただし、これは状況によるので、逆に高くなることもあります。

現金の借入はカードの国際ブランドに対応したATMや窓口で

海外で現金を借入したい場合、持っているクレジットカードの国際ブランドに対応したATMで借入ができます。多くのATMが24時間利用可能で年中無休なので、借入ができなくて困ることもありません。

また、現地の提携金融機関などの窓口で海外キャッシングができる場合もあります。窓口で借入をすると、クレジットカードと合わせてパスポートの提示が求められることもあります。

カードの発行元の案内を確認して、対応している方法で海外キャッシングをしましょう。

枠の設定を忘れずに!海外キャッシングを利用するための準備

海外キャッシングは、クレジットカードを持っていればいつでもできるのではなく、事前に利用できるように準備しておく必要があります。

では、どのような準備をすればいいのか、確認しましょう。

利用枠を設定していないとキャッシングはできない!

クレジットカードは、もともとはショッピングに利用する性質のもので、物やサービスを購入してその代金を立て替えてもらう仕組みで利用されます。それに対してキャッシングは、現金を借入できるサービスです。

クレジットカードはショッピングに使われることを想定したものなので、キャッシングを利用する際には申し込みをしてキャッシングの利用枠を設定しておく必要があります。

キャッシング枠を設定するタイミングは、以下の2つです。

タイミング キャッシング枠のつけ方
クレジットカードを新規に申し込む時 枠を設定するか決められる
キャッシング枠を希望する
後からキャッシング枠をつけたいと思った時 カードを発行する会社が指定する方法で申請
インターネット・電話などで申し込める場合が多い

キャッシング枠を設定しておけば、そのまま海外でも利用できるクレジットカードが多いのですが、たとえば三井住友カードは海外キャッシングを利用する場合はカードごとに海外キャッシュサービスの利用枠を設定する必要があると案内しています。

そのため、カードを発行している会社の案内を確認して、海外キャッシングが利用できる状態にしておきましょう。

なお、キャッシング枠をつける際には、審査があります。

審査に通らなければキャッシング枠をつけることができませんので、注意しましょう。

暗証番号の確認も事前にしておきたい準備の一つ

海外キャッシングをする場合、本人確認の意味もあって暗証番号の入力が求められます。

いざキャッシングをしようと思った時に暗証番号がわからないと、とても困りますよね。そのため、海外に行くことが決まったら、暗証番号を確認しておきましょう。

暗証番号を忘れた場合は、早めにカードの発行元に照会をして、暗証番号を確認することが必要です。

暗証番号の確認方法には、以下のようなものがあります。

  • インターネット上で確認できる
  • カードの発行元に問い合わせをすると書面が送られる
クレジットカードを発行している会社によっては書面での連絡となるので、到着までに時間が必要なことがあります。そのため、できるだけ早めに、遅くても出国の3週間前までには確認をするようにしましょう。

海外キャッシングを利用するなら知っておきたい注意点まとめ

スムーズに海外キャッシングをするためには、知っておきたい注意点があります。

では、詳しく見ていきましょう。

キャッシング枠に余裕があるかチェックしておこう

海外キャッシングができる金額は、多くのカードであらかじめ設定されたキャッシング枠の範囲となっています。ということは、海外に出掛ける前にすでに国内でキャッシングを利用していると、その分だけ枠が減っていることになります。

キャッシングを利用した覚えがある人は、キャッシング枠がどれくらい残っているかを海外に行く前に確認しておきましょう。

キャッシング枠があまり残っていない時の対処法としては、以下の方法が考えられます。

対処法 内容 注意点
キャッシング利用分の返済 借入していたお金を返済する 返済が反映されるまでに時間がかかる
利用可能枠の増額 利用可能枠を増やしてもらう 増額審査に時間がかかることも
審査に通らなければ増額できない

海外で使うことを考えて借りていたお金を返済しても、そのデータがすぐに反映されるわけではないので、出発までに間に合わない可能性もあります。場合によっては数日かかることもありますので、返済をするなら早目に対処しましょう。

キャッシング枠は、増額してもらうことも可能です。その場合は、カードの発行元が定める方法で増額の申請をしますが、クレジットカードの発行と同様にキャッシング枠の増額にも審査があります。

カードを発行している会社によっては審査に時間がかかるところもありますし、また審査に通らなければ増額は不可能です。

いずれにしても、早めにキャッシング枠がどれくらいかがわかっていれば、足りない分は現金で持って行くなどの対策もできますので、早目の確認が必要です。

手数料や為替レートに注意!

海外キャッシングをする場合、手数料が必要なATMもありますので、注意しましょう。

また、為替レートが変わると日本円に換算された時の金額も変わるため、借入ができる金額も変わることになります。

クレジットカードの発行元によって異なりますが、基準となるレートは多くの場合キャッシングを利用したデータが国際ブランドに届いた日となっているのが一般的です。そのため、利用した日をイメージして計算していると、借入ができなくなっていることも考えられます。

そのため、いつの時点の為替レートが基準とされるのか、事前に確認しておきましょう。

キャッシング枠に余裕が無い場合は、事前にキャッシング枠を増額しておくと安心ですね。

場所や時間帯に気をつけて!安全に配慮して借入をしよう

渡航先によっては、安全面で不安のある地域もありますよね。

そのため、海外キャッシングをする時には以下のような配慮をしましょう。

  • 人ごみにあるATMはできるだけ避ける
  • 可能であれば夜間の利用は避ける

この通りに行かないこともあるかとは思いますが、たとえばATMを利用するのであれば金融機関設置のATMや空港のATMを利用するなど、少しでも安全性が高いと思われる場所で借入をすると安心です。

また、海外のATMの中には、クレジットカードを取り出すのが遅いと、安全上の理由で機械内に回収される仕組みになっているものがあります。そのため、利用し終わったらすぐにカードを取り出す必要があります。

操作がわからなくなって困った時には、いったん取り消して最初からやり直すと安心です。

さらに、海外のATMの中には、操作画面が自動的に初期画面に戻らないものもあります。取引終了の操作を行い、初期画面に戻ったことを確認してからATMを離れるようにしましょう。

渡航先によって1回または1日に引き出せる上限が決まっていることも

渡航先の国・地域・利用する銀行の取り決めなどによっては、1日または1回に引き出せる金額の上限が決められていることもあります。

そのような決まりがある場所では、キャッシングの利用可能枠に関係なく、その取り決めに従わなければいけません。

クレジットカードなら海外での借入にも対応!事前に枠の設定を

クレジットカードにキャッシング枠をつけておくと、海外でのキャッシングにも利用できます。

中には海外キャッシング用の枠をつける必要があるカードの発行元もありますので、カードを発行している会社の取り決めを確認した上で、キャッシングができるように用意をしておきましょう。

海外でキャッシングをする場合、暗証番号が必要である、枠があいていないと借入ができないなど、気をつけたい点がいくつかあります。

それらを事前に確認した上で、便利に海外で借入ができるといいですね。

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