金利を元に借入時の利息を計算する方法を確認!返済計画を立てよう
借入をしたお金は、利息をつけて返済しなければいけません。
では、利息はいくら支払えばいいのかというと、決められた金利を元に計算して金額が決定されます。返済をする時は利息の金額も含めて返済計画を立てなければいけないので、利息を計算する方法を知っていると便利です。
そこで、金利を元に、借入時の利息を計算する方法を詳しく確認しましょう。
金利とは何?元金に対する利息の割合を表す言葉
まず、金利とは何を表す言葉なのか、その意味を確認しましょう。
金利とは元金に対する利息の割合のこと!
金利とは、元金に対する利息の割合のことをいう言葉で、利率と呼ばれることもあります。
たとえば、年間の金利が1%と決まっている場合、100万円借入をするとその1%に当たる1万円を利息して支払うことになります。
利息とは、お金を借りたことに対する対価として、実際に支払う金額のことです。
つまり、消費者金融でお金を借りた場合、借入をした元金にそれぞれの業者ごとに決められた金利を掛けて利息を計算して、元金と利息を足した金額を支払う必要があるわけですね。
金利は業者ごとに決まっている!借入前に確認を
金利は、一律でいくらと決められているわけではなく、業者ごとに決まっています。
そのため、借入をする前に、借入をしようとしている業者では金利はどれくらいか、確認しておく必要があります。納得した上で、借入をする先を選びましょう。
また、金利を確認することには、非正規の業者からの借入を防ぐ意味もあります。
大手消費者金融を選ぶ場合、どの業者も広く名前が知られていて多くの人が利用しているので、不安に思うことはありません。そのため、利息がどれくらいになりそうかを知るために金利を確認すればいいのですが、中小消費者金融での借入を考えている場合は、金利のチェックが重要です。
非正規の業者の中には、以下のような形で法外な金利を請求する業者もあります。
- 金利が非表示
- キャンペーン金利などの名目で低い金利を提示しているが実際には高金利
- 年利ではなく月割りなどの表示で金利を低く見せている
そのため、注意が必要です。
同じ業者で借入をしても人によって金利が異なるので注意
消費者金融ごとに金利に関する決まりがありますが、同じ業者で借入をすれば誰でも同じ金利になるわけではありません。
この決め方も業者によって異なり、たとえば審査で決定すると案内しているところもあれば、契約極度額によって金利が決められている場合もあるなど、業者ごとのルールを元に利用者の金利が決定されます。
そのため、ご自身の金利がいくらになるのか、確かめてから利用しましょう。
金利には法律で定められた上限がある!
金利の上限は、法律で定められています。
出資法では上限の金利を年20.0%と定めていて、この金利を超えると刑事罰の対象になります。
利息制限法では、融資額によって15.0%~20.0%の範囲で以下のように金利の上限が決められていて、上限を超えた金利は無効とされます。
元本の金額 | 金利の上限 |
---|---|
10万円未満 | 年20.0% |
10万円~100万円未満 | 年18.0% |
100万円以上 | 年15.0% |
そのため、どんなに高くても年20.0%を超える金利によって計算された利息が請求されることはありません。
その点では、安心感がありますね。
大手消費者金融の金利はどれくらい?業者ごとに確認しよう
それでは、大手消費者金融の金利はどれくらいなのでしょうか。金利の幅や、金利の適用の仕方など、業者ごとの取り決めを確認しましょう。
アイフル株式会社では大まかな金利のみがわかる仕組み
アイフル株式会社の場合、金利は年3.0%から18.0%となっています。
金利は、この範囲の中で審査によって決定される仕組みです。
アコムでは契約極度額が金利に影響する!
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムの場合も、金利は年3.0%から18.0%の間で決められます。
アコムの場合は、以下のように適用される金利が契約極度額によって分けられる仕組みです。
契約極度額 | 適用される金利 |
---|---|
1万円~99万円 | 年7.7%~18.0% |
100万円~300万円 | 年7.7%~15.0% |
301万円~500万円 | 年4.7%~7.7% |
501万円~800万円 | 年3.0%~4.7% |
同じ金額の幅の中でもさらに範囲がありますが、この範囲の中で審査結果も参考にしながら最終的な金利が決まります。
プロミスでは借入条件に応じて金利を決定
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)では、金利は4.5%から17.8%となっています。この金利は、新規契約者に適用される金利です。
金利は借入条件に応じて適用されると案内されており、審査によって決定される形になっています。
株式会社SMBCモビットの金利は契約ごとに定められる
株式会社SMBCモビットの金利は、年3.0%から18.0%です。
SMBCモビットでは、契約ごとに定める金利が適用されることになっています。つまり、借入をする人ごとに金利を設定するということですね。
そのため、実際に契約してみないと、どの金利になるかはわかりません。
レイクALSAでは契約額と利用残高が金利に関係!
レイクALSAの金利は、年4.5%から18.0%です。
レイクALSAでは、契約額と利用残高によって金利が決められます。
契約限度額が200万円以下の人は、契約期間中の最大の借入残高を基準として、金利が決まります。
基準となる残高 | 適用金利 |
---|---|
1円~999,999円 | 15.0%~18.0% |
1,000,000円~2,000,000円 | 12.0%~15.0% |
基準となる借入残高が一度でも100万円以上になったら、返済を進めるうちに100万円未満になっても金利が変更されることはありません。
契約限度額が200万円を超えている人は、契約極度額によって金利が決まります。
契約限度額 | 適用金利 |
---|---|
2,000,001円~3,000,000円 | 9.0%~15.0% |
3,000,001円~4,000,000円 | 7.0% |
4,000,001円~5,000,000円 | 4.5% |
このように、借入条件によって細かく決められています。
金利を元にした利息の計算方法を確認!返済計画を立てよう
金利がわかれば、それを元に計算することで支払うべき利息の金額がわかります。では、計算の方法を見ていきましょう。
金利を元にした利息の計算方法
大手消費者金融では、利息は借入をした日数分だけ請求されます。
そこで、利息の計算の仕方を確認しましょう。
このように、借入残高に金利を掛けて求めるので、金利によって利息に違いが出るんですね。
利息は借入日数で計算されるので、繰上返済をするなどの方法で返済を早く済ませれば、その分利息が少なくてすみます。
返済計画を立てるためには返済シミュレーションも活用すると便利
利息の計算方法を知っていると、自分でも計算ができて便利です。
ですが、毎回計算をするのが大変な場合は、全体の返済がイメージできる返済シミュレーションを利用することもできます。
大手消費者金融は、いずれの業者も返済のシミュレーションができるように公式ホームページ上に返済シミュレーションを用意しています。
たとえば、レイクALSAででは、以下のような2種類の返済シミュレーションが用意されています。
シミュレーションの内容 | わかること |
---|---|
利用残高と金利を入力 | 毎月の返済額と返済回数がわかる |
毎月の返済額と金利を入力 | 利用可能額がわかる |
プロミスでは、以下の3種類の内容を確かめることが可能です。
シミュレーションの内容 | わかること |
---|---|
借入希望額・返済期間・金利を入力 | 毎月の返済額がわかる |
借入希望額・毎月の返済額・金利を入力 | 返済期間がわかる |
毎月の返済額・返済期間・金利を入力 | 借入可能額がわかる |
これらを上手に利用しながら返済のイメージを掴むことで、滞納を避けるようにしましょう。
大手消費者金融の中には無利息期間を設けるサービスがある業者も
それらの業者を選べば、お得に借入をすることが可能です。
サービスを実施している業者 | 無利息期間が始まるタイミング |
---|---|
アイフル株式会社の「最大30日間利息0円サービス」 | 契約した日の翌日より |
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムの「30日間金利0円サービス」 | 契約した日の翌日より |
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)の30日間無利息サービス」 | 初回利用日の翌日より |
新生フィナンシャル株式会社 レイクALSA 「5万円まで180日間無利息」「30日間無利息」 「60日間無利息(Web申込み限定)」 ※3種類から選べる(条件あり) |
契約した日の翌日より |
サービス内容は業者によって違いますので、詳細を確認してから利用しましょう。
借入の際の利息は金利を元に計算する!方法を知り返済計画を立てよう
計算方法を知っていれば、アナタが借入をした時にどれくらいの利息を支払えばいいかわかるので、返済計画を立てるのに便利です。
とはいえ、毎回計算したり長期的に利用する金額について計算したりするのが面倒、難しいと思われるかもしれませんね。そんなときには、大手消費者金融の公式ホームページに用意されている、返済シミュレーションを活用してみましょう。
返済ができなくなると、その後の借入に悪影響です。そのため、借入前にしっかり返済計画を立ててから、返せるだけのお金を借りるようにしましょう。