借入先別の特徴を徹底解説!ニーズに合う借入を実現

銀行ローン商品の特徴まとめ!安全で内容が多彩でも即日借入は不可能

借入ができるのは消費者金融からだけではなく、銀行のローン商品を利用したりクレジットカードのキャッシング機能を利用したりなどの方法もあります。

銀行は融資以外にもさまざまな業務を行っていて、日々利用することも多いものです。そのため、安心感がありますしとても安全です。ローン商品の種類も多彩で、目的に合わせて利用することも可能です。

ですが、即日融資はできませんので急ぎの借入をしたい時には向いていません。

そこで、借入先の一つとして検討できるように、銀行のローン商品の特徴をまとめて確認しましょう。

安心感がある!銀行で借入をするメリットまとめ

まずは、銀行で借入をするメリットをまとめて確認しましょう。

融資以外の業務も行っていて安心感あり

ご存知のように、銀行は主に3つの業務を行っています。

業務の種類 内容
預金業務 顧客からお金を預かる
融資業務 資金を必要とする個人や企業に融資をする
為替業務 振込や送金など
融資を専門に行う消費者金融などの貸金業者とは違って、日常生活の中で利用するのが銀行です。他の用事でも行く場所なので、安全であることがわかっています。だから、お金を借りる場合でも安心感があります。

また、別の用事でも行く場所なので、行きにくいということもありません。

普段取引があると優遇が受けられることも

銀行とは、預金を預けたりなど普段から取引をしている場合があります。

銀行や商品もよりますが、中には普段取引がある人はローン商品を利用する場合に金利の優遇が受けられる場合もあります。

通常より安い利息で借入ができれば、お得ですね。

即日融資は不可で利用条件の確認も重要!銀行での借入の注意点

銀行での借入は安心感がある半面、注意したい点もあります。では、どのようなことに気をつけるべきなのか、具体的に確認しましょう。

即日融資はできないので注意!

以前は銀行の商品の中にも即日融資に対応できるものがありましたが、現在はどの銀行のローン商品を利用しても即日融資はできなくなっています。

なぜかというと、反社会的勢力と取引しないようにするために規制を強化した結果、手続きに時間が必要になったからです。

申し込みを受けた銀行は申し込んできた人の情報を警察庁に照会して、融資を行ってもいいかどうかを確認します。そのうえで融資を行うため、以前よりも時間がかかるようになりました。その結果、即日融資には対応できなくなったということです。

さまざまな制限がある場合も!申しみ前に利用条件を必ずチェック

銀行のローン商品を利用する場合、たとえばその銀行の口座を開設していることやその銀行の営業区域内に居住していることが申し込み条件になっているなど、銀行ならではの条件が付けられていることもあります。

  • 申し込み可能な年齢
  • その銀行の口座を開設する必要があるか
  • 居住地域に制限があるか
  • 収入に関する条件の内容

収入に関しては、年収がいくら以上ないと申し込めないと決まっていることもありますし、本人に収入が無くても配偶者に収入があれば申し込める場合もあります。

そのため、条件の詳細を確認して、自分に合うものに申し込むようにしましょう。

総量規制は関係なし!銀行ではいくらまで借入が可能?

消費者金融などの貸金業者でお金を借りる場合、貸金業法の総量規制と呼ばれる決まりによって年収の3分の1を超える借入ができないように制限されています。

では、銀行ではどれくらいお金が借りられるのでしょうか。確認しましょう。

銀行は貸金業者ではないので総量規制の影響は受けない!

銀行は分類上貸金業者ではありませんので、貸金業者が守っている法律である貸金業法の影響は受けません。そのため、法律上は融資できる金額の上限は決まっていないのが現状です。

そのため、融資できる上限の金額は、商品ごとに決められている金額までということになります。

目安は貸金業者と同じく年収の3分の1まで!

それでは、たとえば融資額の上限が500万円と決まっている商品なら誰でも500万円まで借りられるかというと、そうではありません。

  • 返せないお金を貸すとお金が返って来ず銀行にデメリットがあるから
  • お金が返せないと利用者も今後借入ができなくなるデメリットがあるから

返せないほどのお金を貸すと、返済が滞ってしまいます。そうなると、貸したお金を回収できず、銀行としても困ってしまうわけです。そのために、審査を行ってどれくらいまでなら貸せるかを判断しています。

また、総量規制はお金の貸し過ぎによって返済できない状態に陥る人が多く出たことを受けて、その問題を解決するために決められた内容です。お金を貸し過ぎると返済ができないのは、どこで借入をしても同じなので、銀行が多く貸せばその意味はなくなってしまいます。

そこで、銀行でも、自主的なルールとして年収の3分の1前後を目安にお金を貸す場合が多くなっています。年収が高く返済に回せる余裕があると考えられる場合はその限りではないこともありますが、基本的には年収の3分の1が目安になると考えましょう。

銀行のローン商品の金利の決め方は?上限は法律で決まっている!

銀行のローン商品の場合、金利はどれくらいなのでしょうか。金利について確認しましょう。

銀行の金利も法律によって上限が設定されている!

金利の上限は、利息制限法という法律によって以下のように定められています。

元本の金額 利息の上限
10万円未満 年20.0%まで
10万円以上100万円未満 年18.0%まで
100万円以上 年15.0%まで

これは貸金業者だけに関係するのではなく、銀行でも同様です。そのため、どんなに高くても金利が20.0%を超えることはありません。

金利の例を見てみよう

それでは、銀行のローン商品の場合、金利はどれくらいなのでしょうか。無担保で何度でも借入が可能なカードローン商品について、いくつか例を挙げて見てみましょう。

銀行名・商品名 金利(実質年率)
三菱UFJ銀行「バンクイック」 1.8%~14.6%
みずほ銀行カードローン 2.0%~14.0%
三井住友銀行カードローン 4.0%~14.5%
ジャパンネット銀行「ネットキャッシング」 1.59%~18.0%
楽天銀行スーパーローン 1.9%~14.5%
イオン銀行カードローン 3.8%~13.8%

このように、商品ごとに法律の上限を超えない範囲で金利が設定されています。

たとえば自動車ローンや住宅ローンのように担保がある商品の場合、返済が滞った時にお金が回収できる手段があるのでもっと金利を低く設定することも可能です。

普段取引がある人は金利が優遇される商品も

商品によっては、ローンの申し込みをしたい銀行で以下のような取引をしていることを条件に、金利が優遇されることもあります。

  • 住宅ローンを利用している
  • 定期預金をしている
  • 公共料金の自動振替に利用している
  • 給与の振込に利用している

また、Web完結申込みで申し込むと金利が優遇されるタイプもあります。

普段利用している銀行に申し込みたい商品がある場合、優遇が受けられるかどうかもチェックしてみるといいですね。

銀行には多彩な商品がある!目的に合わせて選択可能

消費者金融の中にも、通常のカードローンやキャッシング以外におまとめローンや事業者向けローンなどの取り扱いを行っている業者があります。

銀行の場合、複数のローン商品を扱っていることも多く、目的に合わせて選択が可能です。

では、どのような商品があるのか、例を見てみましょう。

限度額の範囲内で繰り返し融資を受けられる!カードローン

大手消費者金融の商品と同様に、利用限度額が決められていてその範囲内なら何度でも融資が受けられるタイプの商品が、カードローンです。

生活費の補てんやショッピングに使いたいなど、繰り返し借入を予定している人に便利です。

資金使途は基本的には自由なことが多いのですが、中には教育関係のことにしか利用できない教育カードローンなど、借りたお金の使い道が限られる場合もあります。

資金使途は自由!繰り返しの融資はできないフリーローン

フリーローンとは資金使途が原則として自由な商品で、さまざまな目的に利用することが可能です。ただし、ギャンブル目的や投資目的、それから事業資金には使えないなど、一部制限がある場合もあります。

カードローンとの違いはお金の借り方で、フリーローンの場合は一度融資を受けたら後は返済だけをしていく使い方になります。

返済中にまたお金が必要になった場合は、再度申し込みをして審査を受け、新たに契約を結ばなければいけません。

借り過ぎが心配な人や、繰り返しお金を借りる予定が無い人に便利な商品です。

お金の使い道が決まっている時に便利!多目的ローン

多目的ローン(目的別ローン・目的ローンなどと呼ばれることも)とは、お金を使いたい目的がはっきり決まっている時に利用するローン商品です。

  • 旅行費用
  • ブライダル費用
  • 教育費用
  • 家電製品の購入
  • インテリアの購入
  • 資格取得費用

それぞれの目的別にトラベルローン・ブライダルローン・教育ローンなどと独立した商品として提供されている場合もあります。

借りたお金の使い道がはっきりしていることが前提なので、見積書・請求書・領収書など必要な金額がわかる書類を提出して、必要なだけのお金を借りるのが一般的です。

必要な金額がはっきりしていることから、金利が低めに設定されていることが多いというメリットがあります。

事業のためにお金を使いたい場合のビジネスローン

カードローンやフリーローンでは、資金使途が基本的に自由でも事業にはお金を使えないとしていることも多いものです。そのため、ビジネスのためにお金を使いたい場合は、専用の商品を利用する方が安心です。

  • ビジネスローン
  • 事業者向けローン
  • 事業ローン

名称は銀行によって様々ですが、これらの商品であれば事業のために借入ができることがわかっているので、専用の商品を探して借入をするようにしましょう。

担保を元にお金を借りる商品の例

多くのローン商品は担保なしで利用することができますが、高額の借入になる場合は担保を用意することで借入ができる場合もあります。

  • 住宅ローン
  • 不動産担保ローン
  • 自動車ローン

担保があるローンの場合、利用者が貸したお金が返せなくても担保を売却して回収できるので、高額の融資ができたり金利を低めに設定できたりするという特徴があります。

その分借りやすいのですが、返済がきちんとできなければ担保としているものを失うことになりますので、返済計画はしっかり立てた上で利用することが大切です。

安全で利用しやすい銀行のローン商品!即日融資不可など注意点も

銀行は融資以外の業務も行っていますので、安全であることがはっきりとわかっています。また、融資専門ではないので行きやすい、商品が多彩なので目的に合わせて借りやすいなどのメリットもあります。

ですが、規制を強化した影響で即日融資ができなくなっていますので、スピード感を求める場合には向きません。また、申し込み条件が細かく設定されていることもあるので、よく確かめてから申し込みをする必要があります。

それらの特徴を知った上で、銀行から借りるか消費者金融などの別の所から借りるかを考えると、より自分に合った借入ができますね。

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