借入先別の特徴を徹底解説!ニーズに合う借入を実現

デビットカードでは現金の借入はできない!仕組みや利用方法を知ろう

近年、デビットカードを持つ人が増えています。デビットカードは、クレジットカードと同じように加盟店で利用すると商品やサービスを購入することができたり、海外で現地通貨を引き出したりすることが可能です。

ですが、クレジットカードとは違う点もあります。たとえば、キャッシング機能はないので、デビットカードで現金の借入をすることはできません。

そこで、デビットカードの仕組みや利用方法を詳しく確認して、便利に利用しましょう。

デビットカードは銀行の口座から即引き落とされる仕組みのカード

まずは、デビットカードの仕組みについて確認しましょう。

口座から即引き落とし!デビットカードの使い方

デビットカードは、カードを利用して支払いをするとその瞬間に銀行の口座から引き落としが行われるという仕組みで利用するカードです。

銀行口座の預金で物やサービスを購入する場合、通常は預金を下ろして、そのお金で買い物をするという流れになります。ですが、デビットカードを利用するとカードを提示するだけで支払いができ、その場で口座から引き落としが行われます。

デビットカードを持っていれば、現金を引き出す手間をかけずに物やサービスを購入することが可能なんですね。

デビットカードには2種類ある!

デビットカードには、以下の2種類があります。

デビットカードの種類 特徴
J-Debit 銀行のキャッシュカードをデビットカードとして利用
国際ブランドつきデビットカード 国際ブランド加盟店で使用可能なデビットカード

J-Debitは、J-Debitに加盟している加盟店で利用することができます。加盟店は国内にしかないため、海外で利用することはできません。申し込みは不要で、持っているキャッシュカードをそのままデビットカードとして利用します。

それに対して国際ブランドつきデビットカードは、ついている国際ブランドの加盟店すべてで利用できます。たとえば、Visaデビットカードなら、世界中にあるVisa加盟店で利用することが可能です。

国際ブランドつきデビットカードは、申し込みをして作る必要があります。

それでは、それぞれのデビットカードについて、もう少し詳しく見ていきましょう。

J-Debitは申し込み不要で利用できる!

J-Debitの場合、今持っている金融機関のキャッシュカードをそのまま使ってショッピングなどの支払いをすることができます。すでに手元にカードがあるので新たに申し込みをする必要はなく、以下のものもありません。

  • 年会費
  • 審査
  • 年齢制限
  • 時間外手数料

口座を開設していてキャッシュカードを持っている人なら、誰でも利用できるということですね。口座に残高が無い場合は使えませんが、そうでない限りは加盟店で利用可能です。

利用可能な時間帯は、利用している金融機関によって異なります。24時間365日利用できる金融機関もありますが、そうでない場合もありますので、事前に確認して利用するようにしましょう。

以下の時間帯は、コア時間帯として、J-Debitが必ず利用できるようになっています。

  • 平日8時から21時まで
  • 土日祝日9時から19時まで(1月1日~1月3日、5月3日~5月5日を除く)

J-Debitを利用すると、通帳に利用した加盟店の名前と金額が記載されるので、それで利用履歴を確認することができます。

ICキャッシュカードで利用する場合、磁気ストライプの限度額の初期設定が0円になっていることもあります。その場合は、金融機関に出向いて磁気の限度額を上げてもらうことで利用できるようになります。

国際ブランドつきデビットカードは申し込みをして利用しよう

国際ブランドつきデビットカードの場合、利用したい銀行やクレジットカードを発行している会社で申し込みをすると、発行してもらうことができます。

国際ブランドつきデビットカードの中には年会費が必要なカードもありますので、注意しましょう。銀行によって、カードの利用の状況などによって年会費の優遇を行っている場合もありますし、無料でカードが持てる場合もあります。

国内だけではなく海外で利用することも可能で、海外のATMで利用することで現地通貨を引き出すことも可能です。これはクレジットカードのキャッシング機能を利用する場合のように借入をするのではなく、預金を引き出すのと同じです。

国際ブランドつきデビットカードで支払いをする場合は、デビットカードと伝えるとJ-Debitにも加盟している店舗ではJ-Debitの扱いになってポイントが付与されないなどの問題が起こることがありますので注意しましょう。

たとえば、JCBデビットで支払う場合はJCBカードでと伝え、1回払いを指定すると、JCBデビットで支払ったことになります。

使いすぎない安心感がある!デビットカードを利用するメリット

クレジットカードではなく、デビットカードを利用するメリットは何なのでしょうか。確認しましょう。

口座の残高までしか利用できない!使い過ぎないので安心

デビットカードは、利用すると即座に銀行口座から引き落としが行われます。

つまり、最大で利用できる金額は銀行の預金分ということになるので、それ以上使うことができません。

クレジットカードの場合は後払いなので、設定されている利用可能枠が大きければ預金口座の残高よりも多くの額を使うことも可能です。高額の買い物をする際には便利な半面、使いすぎてしまう不安もあります。

そのため、使い過ぎが不安な人にとっては、口座の残高分しか利用できない安心感があることがメリットだと言えます。

審査なしで持てるので手軽

クレジットカードを持つためには、審査があります。

クレジットカードの審査では、立て替えたお金の支払いをきちんとしてくれるか、キャッシング機能で借入したお金をきちんと返してくれるかをチェックしています。お金が後払いになるので、審査で返済能力を確かめる必要があるんですね。

それに対して、デビットカードの場合は通常審査がありません。

それは、口座の残高を超えて利用することができないので、支払いができないということがないからです。後払いではないので、返済能力を確かめる必要がないということです。

J-Debitは、キャッシュカードを持っている人なら誰でも利用可能で、年齢制限もありません。

国際ブランドつきデビットカードの場合は、カードの発行元の会社が定めている年齢の条件を満たしていれば、持つことが可能です。多くの場合、利用可能な年齢は15歳または16歳からとされています。

銀行の口座から引き落としをする仕組みで利用するカードなので、預金口座を持っている必要があります。

国際ブランドつきならクレジットカードと同じように使えて便利!

国際ブランドつきデビットカードは、クレジットカードと同じように利用できます。

  • 海外でも利用可能
  • キャッシュバックやポイント付与があるカードもある
  • ネットショッピングにも利用できる
  • 家族カードが発行できるものもある
  • 利用する度にメールを送ってもらうことも可能

J-Debitは国内でしか利用できませんが、国際ブランドつきデビットカードを持っている人は海外で現地通貨を引き出すことも可能です。

さらに、国際ブランドつきデビットカードの場合、利用する度にメールが届くサービスもあります。万が一不正使用されても気づきやすく、安心ですね。

現金の借入はできない!デビットカードを利用する際の注意点

デビットカードを利用する際には、注意点もあります。では、詳しく見ていきましょう。

キャッシング機能やETCカードはつけられない!

クレジットカードなら、多くの場合キャッシング機能をつけることができ、現金の借入も可能です。ですが、デビットカードにはキャッシング機能をつけることができません。

そのため、ショッピングにも現金の借入にもカードを使いたいと思っている人には、デビットカードは向いていません。

現金の借入を考えている場合は、クレジットカードを作ってキャッシング機能をつける、デビットカードを持つ野と共に消費者金融や銀行などで借入専用の商品も利用するなど、別の方法を考えましょう。

また、クレジットカードであればつけることが可能な、ETCカードをつけることもできません。

分割払いには対応不可

デビットカードは、利用したらその場で口座から引き落としが行われることで決済をする仕組みのカードです。そのため、分割払いで利用することはできません。

たとえば高額な買い物をしたい時など、一度にまとめて支払うのが難しい場合にはデビットカード以外の方法を考えた方がいいですね。

また、最大で利用できるのは口座の残高までなので、使い過ぎを心配しなくてもいい半面、残高が少ない場合は注意が必要です。

デビットカードはクレジットカードと同じように使えるが借入は不可能

デビットカードは、使い方はクレジットカードと似ていて、加盟店で提示することでショッピングに利用できる、便利なカードです。銀行の口座にある金額以上の買い物はできないので、使い過ぎを心配しなくても済むメリットもあります。

ですが、デビットカードは利用したその時に口座から引き落としが行われる仕組みで利用するので、1回払い以外はできず、また現金を借入するキャッシング機能は付いていません。

ただし、海外でATMを利用することで現地通貨を引き出すことは可能です。

そのため、国内でショッピングにもキャッシングにもカードを利用したい人は、キャッシング機能つきのクレジットカードに申し込む、ローン商品を別に申し込むといった対応が必要です。

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