大手では借入中のお金を繰上返済できる！利息を節約してお得に利用

借入しているお金は、繰上返済ができる場合もあります。繰上返済とは、決められた金額以上の返済をすることで、早めに返済が進むので利息が節約できます。

消費者金融によっては繰上返済に対応していないこともありますが、大手消費者金融はいずれの業者も繰上返済に対応していますので、上手に利用することでお得な借り入れをすることが可能です。

では、繰上返済とはどのようなものか、どのように行えばいいのか、詳しく確認しましょう。

繰上返済とは何？決められた金額以上の返済をすること！

繰上返済とは、決められた以上の返済をすることを言います。では、繰上返済について、詳しく確認しましょう。

繰上返済のやり方は業者によってさまざま

消費者金融で借入をすると、返済をしなければいけません。いつ、いくら返済をするのかについては業者ごとに決まりがありますので、通常はそれに従って返済を進めていきます。

ですが、余裕のある時には、早めにお金を返したいと思うこともありますよね。

そのような時には、決められた金額以上の返済をする繰上返済が便利です。繰上返済は、追加返済などと呼ばれることもあります。

後ほど、業者ごとのやり方を詳しくご紹介します。

繰上返済のほかに一括返済も可能！

繰上返済のほかに、一括返済をするという方法もあります。一括返済には、以下のような特徴があります。

• 借りたお金を全額利息も含めて返済する
• 利息は日割り計算なので返済する日によって返済額が異なる

借りたお金の一部を早めに返済するのが繰上返済で、全部返済を終えるのが一括返済です。

一括返済をする場合は、利息分も含めて全額返済しますが、大手消費者金融では利息は日割りで計算されています。

そのため、返済日が1日違うと利息の金額が変わりますので、返済日当日に元金と利息がいくらなのかを確認して返済をする必要があります。

繰上返済や一括返済をするメリット

繰上返済や一括返済には、以下のようなメリットがあります。

• 支払う利息が少なくなる
• 返済期間が短縮され返済管理の負担が減る

利息は元金に対してかかりますが、繰上返済をすると早めに元金を減らすことができるため、支払う利息が少なくなります。一括返済をすれば、それ以上利息がかかることがないのでさらにお得です。

また、決められた金額より多め返済を進めていると、返済期間が短くて済むこともあります。やはり、お金を借りていると返さなければいけないという気持ちの上での負担もありますので、返済管理の負担が減ることもメリットとして挙げられます。

いくら利息が少なくて済むのかについては、以下のような条件によって異なるので明記することはできません。

• その人が借りている金額
• 繰上返済する金額
• 繰上返済をする時期

ですが、負担が軽くなることは確かです。

一例として、三菱UFJフィナンシャル・グループ　アコムの返済シミュレーションを借りて、いくつかのパターンを見てみましょう。

年利18.0％で10万円を借りた場合、毎月の返済額によって以下のように利息が変わります。

毎月の返済額	利息
3,000円	39,639円
5,000円	19,772円
7,000円	13,384円
9,000円	10,218円

繰上返済や一括返済をする場合の注意点をまとめて確認！

繰上返済や一括返済で利息の軽減を考える場合、以下の点に注意が必要です。

• 返すことに気を取られてまた借入が必要にならないようにする
• それぞれの業者で対応している方法で返す

多く返すことに気を取られると、普段の生活を送る上でお金が足りなくなることも考えられます。特に、借入の目的が生活費やショッピングのための費用など日々の生活に関係している場合、多く返し過ぎるとまた借入をしなければいけなくなることも考えられます。

それではせっかく早めに返済した意味が無くなりますので、返済計画をきちんと立てた上で、多めに返済をしても問題が無いと思われる時だけ繰上返済などをするようにしましょう。

また、先ほどもお話したように、業者によって繰上返済の方法は異なります。

そのため、やり方を確認し、対応できる方法で返済をする必要があります。

では、大手消費者金融ではどのように繰上返済や一括返済をすればいいのか、業者ごとにやり方を詳しく見ていきましょう。

三菱UFJフィナンシャル・グループ　アコムでは返済期日別に対応を

三菱UFJフィナンシャル・グループ　アコムでは、繰上返済のことを追加返済と表現しています。繰上返済をしたい場合、2種類ある返済期日によって対応が異なります。

では、どのようにすればいいのか、確認しましょう。

2種類の返済期日と追加返済のやり方を確認！

アコムでは、返済期日を2種類から選ぶことが可能です。

• 35日ごとに返済
• 毎月決まった日に返済

このどちらになっているかによって、追加返済のやり方が以下のように違います。

35日ごとに返済	毎月決まった日に返済
期日より早めに返すと返済日が早まる 決められた額よりも多めの入金も可能	返済日の15日以上前に入金すると追加返済の扱いになる

35日ごとの返済の場合、前回返済をした日の翌日から35日が過ぎるまでに次の返済を行い、返済をしたらその翌日からまた35日目に返済日が来るという仕組みになっています。そのため、返済期日よりも早く支払うと次の返済日が最初の予定よりも早く来るので、返済がどんどん進みます。

その際に、決められた金額より多めに入金をすることも可能です。アコムの返済金額は、毎回最少の支払いが決められていて、それ以上ならいくら返済してもいいというルールになっています。そのため、多めの返済もできるのです。

毎月決まった日に支払いをしている人は、返済日の15日以上前に返済をすることで追加返済として扱ってもらえます。その場合は、以下のいずれかの方法で返済をしましょう。

• アコムATM
• 提携先ATM
• 店頭窓口
• 銀行口座への振込み

返済期日の15日前以降に返済をすると、通常の返済となり返済期日が次の月になります。

アコムで全額支払い（完済）する方法もチェック

アコムでは、一括払いのことを全額支払い（完済）と表現しています。金額を確かめたうえで、以下のいずれかの方法で返済をしましょう。

• アコムATM
• 提携先ATM
• 店頭窓口
• 銀行口座への振込み
• インターネット返済

アコムの場合、小銭が扱えないATMから全額支払いをする場合、端数は支払わないままにしておくこともできます。その場合、残りの1,000円未満の端数は無利息残高として扱われます。

無利息残高とは、利息や手数料がかからず、支払い期限もない残高のことです。

そのため、そのままにしておけるのですが、気になる人はインターネット返済や店頭窓口からの返済、銀行振込などで端数まで支払うようにしましょう。

アイフル株式会社も返済期日によって繰上返済の方法が変わる！

アイフル株式会社も、返済期日が2種類あってそれによって繰上返済の方法が変わります。では、見ていきましょう。

2種類の返済期日と繰上返済のやり方

アイフル株式会社でも、返済期日を2種類から選ぶことが可能です。

• サイクル制（35日ごとに返済）
• 約定日制（毎月決まった日に返済）

サイクル制の場合、35日ごとに返済日が設けられています。約定日制の場合は、毎月決まった日に返済をします。どちらを選んでいるかによって、繰上返済のやり方が以下のように違います。

サイクル制	約定日制
期日より早めに返すと返済日が早まる 決められた額よりも多めの入金も可能	返済日の10日前からが返済期間になる それ以前に返済をすると繰上返済扱い

サイクル制の場合は、三菱UFJフィナンシャル・グループ　アコムと同様に早めに返済をすればその分次の返済日が早く来るので、返済が早く進むという形になっています。その際、決められた金額より多めに返済することも可能です。

約定日制の場合、返済期間は返済日の10日前からとなっているので、それ以前に返済をすると繰上返済として扱ってもらえます。

• アイフルATM
• 提携先ATM
• コンビニのマルチメディア端末
• 店頭窓口
• 振込み

いずれかの方法で、繰上返済をしましょう。

アイフル株式会社で全額返済する場合はATMなどから返済を

アイフルで全額を返済したい場合、会員ページでその日の返済金額を確かめたうえで、以下のいずれかの方法で返済をしましょう。

• アイフルATM
• 提携先ATM
• 店頭窓口
• 振込み

アイフルでも、小銭が扱えないATMから全額支払いをした場合の端数は、利息もなく支払い期限も設定されない無利息残高として扱われます。

無利息残高を精算する場合は、銀行振込や店頭窓口で支払いをしましょう。

株式会社SMBCモビットでは連絡なしでいつでも追加返済が可能

株式会社SMBCモビットでは、繰上返済のことを追加返済と表現しています。

株式会社SMBCモビットも、返済期日には2種類ありますが、いずれの場合も連絡なしで追加返済をすることが可能です。では、やり方を見ていきましょう。

いつでも連絡なしで追加返済が可能！

株式会社SMBCモビットでも、返済期日を2種類から選ぶことが可能です。

• ATM返済型
• 口座振替型

どちらを選んでも、返済日は5日・15日・25日・末日から選ぶことができ、ATMで入金して返済をするか、口座引き落としで返済をするかが違います。

ATM返済型の場合、早めに返済をすると次の月の返済日に返済日が繰り延べられます。口座振替型の場合は自動引落としなので、決まった金額が決まった日に引き落とされます。

どちらの場合も、追加返済をしたい場合は提携ATMまたは銀行振込で入金をしましょう。追加の返済であることを連絡する必要はなく、いつでも可能です。

株式会社SMBCモビットで一括返済をする方法

株式会社SMBCモビットで一括返済をしたい場合、会員専用サービス「Myモビ」にある「一括返済シミュレーション」を利用して、全額入金を予定している日の返済金額を確かめましょう。

そして、その金額を提携ATMまたは銀行振込で返済します。

SMBCコンシューマーファイナンス（プロミス）でのやり方

SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス（プロミス）で繰上返済をしたい場合は、どうやればいいのでしょうか。確認しましょう。

繰上返済は決められた返済日に多めに入金する方法で！

プロミスで繰上返済をする際は、返済額として指定された金額よりも多めに入金する方法で行います。普段インターネット返済をしている人はその際に多めの金額を指定するなど、いつもと同じ方法で繰上返済もできます。

プロミスで指定されている返済額は最低返済額なので、それ以上であればいくらでも自由に返済をすることが可能です。そのため、繰上返済を行うことをプロミスに連絡しなくても大丈夫です。

消費者金融によっては返済日以外に追加返済ができることもありますが、プロミスでは早めに返済をすると返済日が次の月に更新されるルールになっています。

その際に最低返済額よりも多めに早めに返済することももちろんできますが、決められた額よりも少ない金額を入金することはできませんので、注意しましょう。

一括返済をする場合はまずプロミスコールに電話を

一括返済をする場合は、返済日当日にプロミスコールに電話をして、返済総額を確認しましょう。

金額を確かめたうえで、以下のいずれかの方法で一括返済を行います。

• インターネット返済
• お客様サービスプラザ
• プロミスATM
• 提携ATM
• コンビニのマルチメディア端末
• 銀行振込

小銭が扱えないATMから一括返済をするのであれば、全額返済をするために指定よりも多めの金額を入金します。そして、以下のいずれかの方法で多めに支払った端数を返金してもらいましょう。

• 銀行振込で返金してもらう
• お客様サービスプラザで返金してもらう
• 次回の借入の際に借入残高から相殺する

今後借入をする予定がある人は、次回の借入時に相殺してもらうと便利です。借入をする予定が無い人は、銀行振込またはお客さまサービスプラザで返金してもらいましょう。

レイクALSAでは返済日までの日数に注意して繰上返済を！

レイクALSAでは繰上返済のことを追加返済と表現しています。レイクALSAで追加返済をする場合は、返済日までの日数に注意が必要です。では、どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

返済日までの日数によって追加返済か通常の返済かが決まる！

レイクALSAでは、以下のいずれかの方法で追加返済ができます。

• Web返済
• 銀行振込み
• 新生銀行カードローンATM
• 提携ATM

普段自動引落としで返済をしている人が引落しで返済額を増やそうとすると、毎月の返済額が引き上げられます。そのため、追加返済は上記のいずれかの方法で行いましょう。

ただし、レイクALSAの場合、返済日までの日数によって追加返済として扱われるかどうかが違います。

• 返済日の15日以上前に返済すると前月分の追加返済に
• 返済日の14日前からの返済はその月の通常返済に

レイクALSAでは、自動引落とし以外の返済方法であれば返済日を利用者の都合に合わせて自由に設定することが可能です。

例として、25日に返済日を設定している人の場合、その月の10日までに返済をすると追加返済として扱ってもらえます。11日以降に返済をすると25日の返済が済んだことになり、返済日が翌月に設定されます。

ですが、14日前以降に返済した後、再び25日に返済をしても、次の月の追加返済をしたことになりますので、問題はありません。

一括返済も追加返済と同じ方法でできる！

レイクALSAで一括返済をしたい人は、以下のいずれかの方法で返済日当日に返済総額を確かめてから、入金をしましょう。

• 会員ページで確認する
• フリーダイヤルに電話して確認する

レイクALSAでは、一括返済も追加返済と同じWeb返済などの方法で行えます。

ただし、提携ATMから一括返済をする場合、対応しているATMとそうではないATMがあるので注意が必要です。一括返済に対応できる提携ATMは、以下の通りです。

• ローソン銀行ATM
• イーネットATM（ファミリーマート・ポプラなどに設置）
• 三井住友銀行
• 三菱UFJ銀行
• イオン銀行
• 東京スター銀行
• 西日本シティ銀行
• クレディセゾン

また、硬貨の取り扱いができない提携ATMで返済をすると、全額返済するには必要よりも多めに入金しなければいけません。その場合は、預かり金が発生します。預かり金がある時には、シールはがきや電話で連絡があり、口座振込などの方法で返金してもらうことが可能です。

大手消費者金融で借入中のお金を繰上返済するなら方法を確かめて

借入中のお金を繰上返済または一括返済で返すと、利息が節約できてお得です。

業者によっては対応していないこともありますが、大手消費者金融はいずれの業者も繰上返済に対応していますので、余裕がある時には早めに返済をしながら上手に利用することができますね。

借入先の業者によって繰上返済のやり方は違いますので、業者ごとに方法を確かめてから返済をするようにしましょう。