借入先別の特徴を徹底解説!ニーズに合う借入を実現

専業主婦はレイクALSAからは借りられない!その理由と対処法

レイクALSAは専業主婦(主夫)でも利用できるのではないかと思われていることもあるのですが、消費者金融の商品なので専業主婦がレイクALSAから借入をすることはできません。

なぜレイクALSAが専業主婦でも利用できるように思われているのかというと、それにはレイクブランドの変遷が関係していて、一時期銀行のカードローン商品に「レイク」の名称が使われていたことがあったからです。

では、なぜレイクALSAから専業主夫は借りられないと言えるのかその理由を確認し、専業主婦が借入をするための対処法を確認しましょう。

レイクブランドは銀行カードローン商品から消費者金融の商品に!

レイクALSAが専業主婦(主夫)でも利用できるのではないかと思われているのは、レイクブランドが変遷してきたからです。

ではどのように変わったのか、流れを見てみましょう。

レイクブランドは一度銀行カードローン商品に

レイクALSAにも使用されている「レイク」というブランド名ですが、この名称は以下のように変遷しながら現在も使い続けられています。

1、2009年に「レイク」ブランドを利用したパーソナルローン事業に事業を集約
2、2011年に事業の一部が新生銀行に譲渡され「新生銀行カードローン レイク」に
3、2018年に新生フィナンシャル株式会社の商品「レイクALSA」として取り扱い開始

レイクALSAを提供しているのは、新生フィナンシャル株式会社という消費者金融会社です。一時期、新生銀行に取り扱っていたローン事業の一部を譲渡したことから、新生銀行が「レイク」の名称を用いた商品である「新生銀行カードローン レイク」の取り扱いを始めました。

その際には、新生フィナンシャル株式会社は「新生銀行カードローン レイク」の保証業務を行っていました。そして、再び「レイク」の名称が入った「レイクALSA」の取り扱いを自社で始めたという流れです。

つまり、「レイク」のブランド名は消費者金融から銀行へと譲渡され、再び消費者金融の商品に利用されているということですね。

それに伴って、新生銀行で取り扱われていた「新生銀行カードローン レイク」は、2019年11月28日から「新生銀行カードローン エル」に名称が変更され、これまでと同様のサービスを提供しています。

ただし、新規申し込みは受け付けておらず、これまでに利用していた人に対してサービスを提供し続けるという形を取っています。

「新生銀行カードローン レイク」は専業主婦の借入がOKだった!

「新生銀行カードローン レイク」は、専業主婦(主夫)の借入もできるという取り決めの商品でした。その時のイメージから、レイクALSAでも専業主婦が借りられるのではないかと思われていることもあります。

ですが、「レイクALSA」は「レイク」のブランド名が入っていても「新生銀行カードローン レイク」とは別の商品で、消費者金融が提供しており、専業主婦は融資の対象としていない商品です。

レイクALSAは、よくある質問に対する回答として、専業主婦(主夫)は申し込めないと明記しています。このことからも、レイクALSAは専業主婦が利用できないことがはっきりわかりますね。

消費者金融は貸金業法の関係で専業主婦(主夫)にお金を貸せない!

なぜレイクALSAが専業主婦(主夫)にお金を貸せないのかというと、それには法律が関係しています。では、詳しく見ていきましょう。

法律の関係でレイクALSAは専業主婦にお金を貸せない!

レイクALSAを提供している新生フィナンシャル株式会社は、登録をきちんと行って経営をしている正規の消費者金融です。正規の業者は、いずれもいくつかの法律を守りながら経営を行っていますが、その中の一つに貸金業法という法律があります。

この法律によると、貸金業者が貸せるお金は申し込みをしている人の年収の3分の1までとなっています。これは、業者の貸し過ぎや利用者の借り過ぎから返済ができない人が増えることを防ぐ目的で決められた仕組みで、総量規制と呼ばれます。

専業主婦(主夫)は自宅で家事などをして生活を支えていますが、賃金をもらっているわけではないので、貸金業法で言う収入は0ということになります。

貸金業法では、収入について以下のように規定しています。

  • 給料・年金・恩給
  • 不動産の賃貸収入
  • 事業所得

消費者金融では、申し込み者本人がこれらの収入を得ていることが求められます。宝くじの当選金のような一時的な収入ではなく、継続して安定した収入を受け取っていることが借入の条件です。

総量規制には例外の取り決めがあるが従うかは業者次第

総量規制には、住宅ローンのように除外されるものや、借りているお金として金額は計算されるものの例外的に年収の3分の1を超えていても借入が認められるものがあります。

総量規制の例外となる貸し付けの中に、配偶者の年収と併せて年収の3分の1以下になる貸し付けという項目がありますので、実は配偶者の年収と併せて計算すれば専業主婦(主夫)でも貸金業者からお金を借りられる可能性があるのです。

ですが、例外的な借り入れを認めるかどうかは、それぞれの消費者金融ごとの取り決めによります。

先ほど確認したように、レイクALSAは専業主婦(主夫)は申し込めないと決めているので、専業主婦は利用できません。

お金を貸した時に返って来ないリスクが高いので、多くの消費者金融が専業主婦を融資の対象としていないのが現状です。実際、レイクALSAも含め、以下の大手消費者金融はいずれの業者も専業主婦は融資の対象としていません。

  • アイフル株式会社
  • SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
  • 三菱UFJフィナンシャル・グループ アコム
  • 株式会社SMBCモビット

これは中小企業でも同様で、ごく一部の中小消費者金融が専業主婦への貸し付けを行っている程度です。

また、専業主婦が配偶者の収入を元にお金を借りる場合は、以下の書類を提出しなければいけません。

  • 配偶者と婚姻関係にあることを示す書類
  • 配偶者の同意書
  • 配偶者の収入を証明する書類

配偶者の同意があることが前提なので、配偶者の職場に確認の連絡も入ります。

収入があるかどうかは申し込みの際の審査で慎重にチェック

収入があるかどうかについては、レイクALSAへの申し込みの際の審査で慎重に確認されます。

申し込みの際には勤務先や収入についても詳細に記入が求められますし、またその裏付けを取るために勤務先として記入した会社に確認の連絡もあります。さらに、収入証明書の提出も求められます。

お金が借りたいからと架空の職場や以前勤めていた職場を記入したとしても、これらの確認でバレてしまうわけですね。

嘘をついてお金を借りようとしても、借入はできません。そのため、専業主婦(主夫)の人がお金を借りたいのであれば、借入先を選択しなければいけないということになります。」

専業主婦(主夫)が借入をするなら貸金業者以外の商品を当たって

それでは、専業主婦(主夫)が借入をしたい場合は、どうすればいいのでしょうか。対処法を見ていきましょう。

貸金業者の商品でないものは総量規制の対象にはならない!

総量規制は、消費者金融やクレジットカード会社などの貸金業者が守る法律によって決められていることです。

同じようにお金を貸していても、銀行や信用金庫などの金融機関は貸金業者には分類されないので、貸金業法の内容に影響を受けることはありません。つまり、貸金業法に従っていない銀行などでは、総量規制は関係ないということになりますね。

だったら、銀行などからであればいくらでも借りられるかというと、そうではありません。銀行などであっても貸し過ぎは問題になるので、自主的な規制として年収の3分の1を目安としてお金を貸しています。

ですが、専業主婦にお金が貸せないことにはならないので、実際に専業主婦にお金を貸しているところもあります。そのため、専業主婦が借入をしたいのなら、貸金業者以外の商品を当たるといいと言えるのです。

ただし専業主婦(主夫)を融資の対象にするかは商品ごとに異なる

銀行などの金融機関の商品であれば必ず専業主婦(主夫)が利用できるわけではなく、消費者金融の場合と同様に商品ごとの取り決めによります。

いくつかの商品を挙げて、専業主婦の借入が可能かどうかを見てみましょう。

商品 専業主婦に対する貸し付けについて
三菱UFJ銀行カードローン
「バンクイック」
原則安定収入がある人が申し込み可能
じぶん銀行
「じぶんローン」
主婦でもパートやアルバイトで収入があれば申しみ可能
ジャパンネット銀行
「ネットキャッシング」
配偶者に安定収入があれば申し込み可能
イオン銀行
「イオン銀行カードローン」
専業主婦(主夫)も申し込み可能
三井住友銀行
「カードローン」
原則安定収入がある人が申し込み可能

このように、商品によって専業主婦への対応は分かれます。

そのため、借入をしたい専業主婦(主夫)の方は、商品概要をよく確かめて、対応可能な商品に申し込みをしましょう。

消費者金融の商品であるレイクALSAは専業主婦の借入は不可能


一時期銀行のカードローン商品に「レイク」のブランド名が使われたこともあって、専業主婦(主夫)が借入できるのではないかと思われがちなレイクALSAですが、現在は消費者金融である新生フィナンシャル株式会社の商品なので、専業主婦の借入はできません。

そのため、借入をしたいと考えている専業主婦の方は、消費者金融の商品ではなく総量規制の影響を受けない貸金業者以外の商品から借入先を探した方が見つかりやすいと言えます。

ですが、銀行など貸金業者ではない金融機関の商品でも、必ず専業主婦の借入に対応しているとは限りません。そのため、商品概要を確認してから借入をする必要があります。

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