大手消費者金融でのお金の借り方は極度貸付方式!何度でも借入可能
大手消費者金融で借入をする場合、借り方は極度貸付と呼ばれる方式になります。
この方法だと、お金が足りない時に利用限度額の範囲内なら何度でも借入をすることができるので、とても便利です。
では、大手消費者金融でのお金の借り方について、詳しく確認しましょう。
お金の借り方には2種類ある!大手消費者金融はカードローン方式
お金の借り方には、2種類あります。では、どのような方法があるのか、確認しましょう。
2種のお金の借り方とは
お金の借り方には、2種類あります。
名称 | お金の借り方 |
---|---|
極度貸付(当座貸越と言われることも) カードローンで採用される方式 |
一定の利用可能枠を決める その範囲内でお金を借りる |
証書貸付 フリーローンで採用される方式 |
必要なだけのお金を借りる |
極度貸付方式でお金を借りる場合、たとえば利用可能枠が50万円と決められている人は、その範囲内でいくら借り入れをしても構いません。50万円借りることもできますし、2万円だけ借りることも可能です。
さらに、利用可能枠を超えなければ何度でも追加の借入ができます。返済をして枠があけば、その分また借入ができるようにもなります。
それに対して証書貸付の形態でお金を借りる場合は、必要なだけのお金を借りて、後は返済だけを行います。追加でお金を借りたいと思った場合は、新たに申し込みをして審査を受けなければ借入をすることができません。
大手消費者金融はどの業者も極度貸付方式を採用
以下の大手消費者金融は、いずれの業者を選んでも極度貸付方式で融資を行っています。
- アイフル株式会社
- SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ アコム
- 株式会社SMBCモビット
- レイクALSA
中小消費者金融の場合、借入先によってどちらの方式が採用されているかが違いますので、確認してから申し込まなければいけません。
最初に決められた利用限度額より多く借りる増額が可能なことも
大手消費者金融でいくらお金が借りられるのかは、最初の審査で決まります。ですが、ずっとその金額なのではなく、最初に決められた利用可能枠よりもさらに多くのお金が借りられるようになる、増額が可能な場合もあります。では、どういうことか確認しましょう。
増額とは利用可能枠を増やしてもらうこと
増額とは、最初に申し込んだ時に審査で決められた利用可能枠よりも、より多くのお金が借りられるよう利用可能枠を上げてもらうことを言います。
大手消費者金融では、以下の理由で増額が可能となっています。
- 最初から高額な枠は設定しないので
- 実際の利用状況を見て返済能力を判断するので
申し込みを受けた消費者金融は、審査を行って申し込み者にお金を貸すか、貸すとしたらいくら貸すかを判断します。
そのため、最初の審査では、最大限貸せる金額よりも低めに利用可能枠が設定されます。そして、何度か返済をしてもらって返済状況がいいとわかったところで、より多くのお金を貸す方法を取っているのです。
大手消費者金融の増額に関する案内をチェック
大手消費者金融は、いずれの業者も増額について案内をしています。
消費者金融名 | 増額に関する案内 |
---|---|
アイフル株式会社 | 会員サービスから申し込む 審査の結果希望に添えないこともある |
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) | 会員サービスから申し込む 電話での問い合わせも可能 取引状況によって利用できる金額は異なる |
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコム | アコム総合カードローンデスクに問い合わせ 増額が可能かを調べてもらえる |
株式会社SMBCモビット | 会員専用サービスなどから申し込む 増額の申し込みができない人には「増額審査申込」が表示されない |
レイクALSA | 会員ページなどから申し込む 増額が可能かどうか調べることもできる |
このように、どの業者も増額をすることを前提として案内を出していることがわかりますね。
増額の際には審査あり!利用中に気をつけたいこと
先ほどもお話したように、増額ができるのは返済状況がいいと判断された場合です。そのため、以下のようなことがあると増額の審査に通らないので気をつけましょう。
- 返済が遅れる
- 利用限度額いっぱいまで借りていてなかなか残高が減らない
- すでに年収の3分の1の金額を借りている
- 他社での借入が増えている
- 他社での返済が遅れている
増額の審査に通るには、余裕を持って返済ができていると思ってもらうことが大切です。そのため、返済が遅れていると、すでに返済が難しい状態になっていると思われ、増額はできません。
また、返済はきちんとしていても、返済してはまた借入をするような借り方をしていると、いつまでも残高が減らないことになります。追加で何度も借りるとあまりお金に余裕が無いと思われてしまうので、本当に必要な時だけ借入をして、後の期間は集中して返済をするようにしましょう。
法律の関係で消費者金融から借りられる上限のお金は年収の3分の1までなので、すでにその金額に近い人はそれ以上増額を希望しても審査には通りません。
それから、他社での借入状況も関係します。年収の3分の1におさまっているかどうかは、複数の借入先がある場合はその金額を合計して判断します。そのため、他社での借り入れを増やすと不利になります。他社で返済が遅れていると、いずれ自社でもそうなると思われ審査には通りません。
増額の審査に通りやすくなるためのポイント
増額の審査に通るためには、毎回きちんと返済することや必要以上のお金を借りないことが大切です。合わせて、余裕があると判断してもらえるとさらに増額の審査に通りやすくなります。
ポイントは、余裕がある月に決められた返済額よりも多く返済をする追加返済(繰り上げ返済)を行うことです。
多く返済ができるということは、余裕があると思ってもらえるわけですね。
状況が変わっていれば逆に限度額が下がる可能性も
増額ができそうだと判断して審査を行った時に、以前と状況が変わっていることがあれば、返済能力が低くなったと判断されて限度額が下がることも考えられますので注意が必要です。
変化の内容 | 理由 |
---|---|
年収が減った | 法律の関係があるから |
転職した | 勤続年数が短くなるから |
正規雇用から非正規雇用になった | 年収が下がると考えられるので 正社員よりは不安定だと思われるので |
仕事をやめた・失った | 収入がなくなるので |
年収が下がると、年収の3分の1までしか消費者金融はお金を貸せないという法律上の決まりの関係で利用限度額も下がります。
転職した場合、給料が上がることも下がることも考えられます。給料が下がった場合は法律の関係で利用限度額が減りますし、また給料が上がっても転職間もないころは勤続年数がネックとなることがあります。
そのため、たとえ給料が上がっても、転職して時間が経っていない時は増額の申し込みは控えましょう。勤続年数に問題が無くなれば、給料が上がったことで有利になります。
大手消費者金融は、安定収入があることを条件としてパートやアルバイトなどの非正規雇用の人も融資の対象としています。ですが、正社員の方がより安定していると見なされて、利用限度額が高く設定されるのが一般的です。そのため、正規雇用の人が非正規雇用になると不利になります。
退職したり失業したりして収入が無くなった場合は、年収の3分の1までしか融資ができないという法律の取り決めによって、借入そのものができなくなります。
大手消費者金融の商品の中にも借り方が違うものがあるので注意!
大手消費者金融の中には、複数の商品を取り扱っている業者もあります。
どの業者もメインとして取り扱われている商品のお金の借り方は極度貸付方式なのですが、そうでない商品もあるので確認して希望に合う商品に申し込みたいところです。
では、どのように注意すればいいのか、例を挙げて確認しましょう。
多くの商品を持つアイフル株式会社での借り方
アイフル株式会社は、多くの商品を扱っています。メインとなる商品は「キャッシングローン」で、こちらの商品は利用限度額が決められ、何度でも借入ができるタイプの商品です。
その他の商品の場合、以下のようになっています。
商品名 | 商品の内容 | お金の借り方 |
---|---|---|
SuLaLi | 女性向けのWEB限定カードローン | 繰り返し借入可能 |
ファーストプレミアム・カードローン | アイフルを初めて利用する人向けのWEB限定カードローン 一定の年収がある人が申し込める |
繰り返し借入可能 |
目的別ローン | お金の利用目的がはっきりしている人向け 資金使途を証明する書類を提出して利用 |
返済のみ |
かりかえMAX | アイフルを初めて利用する人限定の借り換えローン | 返済のみ |
おまとめMAX | アイフルまたは他社の借入金の借り換えローン | 返済のみ |
目的ローンや借り換えを目的としたローンでは、繰り返し借入をすることはできません。
SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)での借り方
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)のメインとなる商品は「フリーキャッシング」と「レディースキャッシング」で、どちらも何度でも借り入れが可能です。
商品概要はどちらも同じですが、レディースキャッシングには女性専用ダイヤルがあり、女性オペレーターが対応してくれるなど、女性に安心の商品となっています。
その他の商品について、お金の借り方を見てみましょう。
商品名 | 商品の内容 | お金の借り方 |
---|---|---|
おまとめローン | 複数のローンのおまとめや借り換えのための商品 | 返済のみ |
目的ローン | お金の利用目的がはっきりしている人向け | 返済のみ |
自営者カードローン | 自営者向けカードローンで事業にもプライベートにも使える | 繰り返し借入可能 |
やはり、商品によっては借り方が違うことがわかります。
商品選びをする時はどんな借り方をしたいかも考えて!
様々な場面でお金を借りることを考えているのであれば、極度貸付方式の商品を選ぶとスピーディーな借入ができて便利です。
ですが、借り過ぎが不安だったり、特別な理由があって一度だけ借りられればよかったりといった場合には、証書貸付方式の商品を選ぶ方法もあります。
どのような借り方をしたいかも考えながら、商品を選ぶといいですね。
大手消費者金融のメインの商品でのお金の借り方は?繰り返し借入可能
大手消費者金融でメインに扱われている商品は、いずれも繰り返し借入が可能なお金の借り方になっています。
一度契約をしておけば、急にお金が必要になった時にすぐに借入ができるので、とても便利です。
不要なお金まで借りてしまいそうで怖いなどの特別な理由が無ければ、何度でも借りられる商品を契約しておくと安心感がありますね。