楽天銀行にはスーパーローンなど借入目的に合わせて選べる商品が豊富

楽天銀行には、原則として借りたお金を自由に使える「楽天銀行スーパーローン（カードローン）」をはじめとして、借りたお金の使い道がはっきりしている時に利用する「目的ローン（目的型ローン）」などの複数の商品があり、借入目的に合わせて選ぶことができます。

では、どのような商品があってどのような目的に利用できるのか、商品内容やそれぞれの商品の特徴についてまとめて見ていきましょう。

繰り返し借りられる！資金使途自由な楽天銀行スーパーローン

楽天銀行スーパーローン（カードローン）は、繰り返し借入ができて借りたお金の使い道が自由であることが特徴の商品です。

では、内容を詳しく見ていきましょう。

さまざまな目的に利用可能！楽天銀行スーパーローンの特徴

楽天銀行スーパーローン（カードローン）は、以下のような特徴を持つ商品です。

• 繰り返し借入可能
• 借りたお金の使い道は原則自由
• 契約後は最短即時振込も可能
• 楽天銀行の口座を作らなくても利用できる

楽天銀行スーパーローン（カードローン）はカードローン商品なので、最初の審査で決められた利用限度額の範囲を超えない限り、何度でも繰り返し融資が受けられます。また、借入をした後、返済して枠があけばその分また借入ができるようになります。

借りたお金の使い道は原則自由なので、ショッピング・車検・教育関係の費用・冠婚葬祭・旅行などさまざまな目的のために利用できて便利です。ただし、事業性資金としては利用できません。

一度契約をした後、楽天銀行に口座を持っている人はシステム処理とメンテナンスの時間以外は、24時間365日即時振込が受けられます。そうでない人も、カードを使って提携ATMで借入をすれば、提携先によっては深夜や早朝の借入が可能な場合もあります。

楽天銀行に口座を持っていれば即時振込が受けられるなど便利に利用できますが、新たに楽天銀行に口座を開設しなくても、すでに持っている金融機関の口座で取引が可能です。

最大800万円まで借入可能！商品概要

楽天銀行スーパーローン（カードローン）の商品概要は、以下の通りです。

項目	内容
利用限度額	800万円まで（10万円単位） ※専業主婦は50万円まで
金利（年利）	1.9％～14.5％
資金使途	原則自由（事業性資金としては利用できない）
契約期間	1年ごとに自動更新

申し込みの際には審査があり、その結果によっては契約ができないこともあります。また、希望した利用限度額より減額されることもあります。

年齢や収入に関する条件は？申し込み条件をチェック

楽天銀行スーパーローン（カードローン）に申し込めるのは、以下の条件をすべて満たしている人です。

• 満年齢が20歳以上62歳以下である
• 日本国内に居住している（外国籍の人は永住権か特別永住権を持っている）
• 勤めていて毎月安定した定期収入がある（専業主婦も申し込み可能）
• 楽天カード株式会社か株式会社セディナの保証が受けられる

年齢に関しては、専業主婦・パート・アルバイトの人は上限が60歳以下となります。

本人確認書類などが求められる！必要書類

楽天銀行スーパーローン（カードローン）に申し込む場合、以下の書類が必要です。

• 本人確認書類
• 収入証明書類

本人確認書類は、住民票の写しまたは印鑑登録証明書の原本のどちらかを提出するか、以下の書類のうち2点を提出しましょう。

• 運転免許証の写し
• 健康保険証の写し
• パスポートの写し

収入証明書類は、勤めている人は源泉徴収票・所得証明書・課税証明書・給与明細書のいずれかの写しが必要です。自営業の人は、所得証明書・課税証明書・確定申告書のいずれかの写しを提出します。

提出した書類は返却してもらうことができないため、写しと案内がある場合は写しを送るようにしましょう。

申し込みはインターネットから！

楽天銀行スーパーローン（カードローン）への申し込みは、インターネットから行います。

専業主婦が申し込みをする場合は、在籍確認は行われません。

審査結果の連絡には数日かかることがありますので、余裕を持って早めに申し込みをしましょう。

便利な方法が選べる！借入について確認しよう

楽天銀行スーパーローン（カードローン）で借入をする時には、以下の3つの方法が利用できます。

• ネットキャッシング
• 電話からキャッシング
• 提携CD・提携ATMからキャッシング

ネットキャッシングは、パソコンやスマホからメンテナンスの時間を除いて24時間365日依頼をすることが可能です。楽天銀行の口座を振込先として登録している場合、メンテナンス時を除いて24時間365日即時振込が受けられます。

それ以外の金融機関の口座を振込先として登録している場合、振り込みが行われる時間帯は以下の通りです。

申し込みの時間帯	振込時間
平日0時10分～14時45分	当日中（9時～15時ごろ）
平日14時45分～23時50分	翌金融機関営業日中（9時～15時ごろ）
金融機関の休業日0時10分～23時50分	翌金融機関営業日中（9時～15時ごろ）

登録している金融機関によっては、この限りでないこともあります。

電話でキャッシングする場合も、受付は24時間行っています。手数料無料で、専属のオペレーターが受け付けてくれます。

また、ローンカードを利用して提携先のCDやATMから借入をすることも可能です。提携先によって、手数料が必要かどうかが異なります。

提携先は多くあり、楽天銀行のホームページ上で提携先を確認することができます。一例を挙げると、以下のような提携先があります。

• ローソン銀行
• イーネットATM
• セブン銀行
• みずほ銀行
• イオン銀行
• 三井住友銀行
• 北都銀行
• 栃木銀行

地方銀行とも提携していますので、便利に借入をすることが可能です。

返済金額はどれくらい？返済方式をチェック

楽天銀行スーパーローン（カードローン）の返済方式は、残高スライドリボルビング返済です。これは、利用残高に応じて一定の金額を返済する方式です。

返済額の例は、以下の通りです。

利用残高	返済額
10万円以内	2,000円
10万円を超えて30万円以内	5,000円
30万円を超えて50万円以内	10,000円
50万円を超えて100万円以内	15,000円
100万円を超えて150万円以内	20,000円

このように、利用残高に合わせて返済額が決められています。楽天銀行のホームページで、利用残高別の返済額を確認することが可能です。

新規の申し込みの際には指定できませんが、毎月一定の金額を支払う元利込定額返済の返済方式もあります。

返済方法は自動引落！随時返済はインターネットなどから可能

楽天銀行スーパーローン（カードローン）の返済方法は、自動引落です。楽天銀行の口座だけではなく、さまざまな金融機関の口座を返済用の口座として指定できます。

ただし、一部の金融機関の口座は返済用の口座として選べませんので注意しましょう。楽天銀行のホームページで、利用できない金融機関を確認できます。

返済日は、1日・12日・20日・27日から選ぶことが可能です。ただし、金融機関によってはすべての日付から選べないこともあります。27日は、楽天銀行を返済用口座に選んだ場合のみ選択できます。

通常の返済以外に、余裕がある時に多めに返済をする随時返済も可能です。随時返済をしたい場合は、以下の方法で入金しましょう。

• 提携ATMから入金
• インターネットから返済
• 振込で返済（手数料が必要）

随時返済をしても、通常の返済日にはいつも通りに引き落としがあります。

利用目的が決まっている時に便利！目的ローン（目的型ローン）

では、内容を詳しく見ていきましょう。

金利が低い！目的ローン（目的型ローン）の特徴

目的ローン（目的型ローン）は、以下のような特徴を持つ商品です。

• 繰り返しの借入はできない
• 借りたお金の使い道が決まっている時に選ぶ商品
• 金利が低いことがメリット

目的型ローンは目的を持って借入をする性質の商品なので、何度もお金を借りることはできません。一度借入をしたら、後は返済のみを行います。そのため、借りたお金の使い道がはっきりと決まっている時に選ぶ商品だと言えます。

楽天銀行の目的ローン（目的型ローン）の場合、結婚関連の資金にする目的で借りるブライダルローンと、旅行目的で借りるトラベルローンがあります。

繰り返し借りる場合、契約が長期に渡り追加の借入もできるので、返済が滞るリスクが高いため、金利の設定が高くなりがちです。その点、目的型ローンは目的を持って一度だけ借りる商品なので、金利が低く設定できるというメリットがあります。

目的によって融資額や金利が異なる！商品概要

目的ローン（目的型ローン）の商品概要は、目的によって異なります。まずは、ブライダルローンの商品概要から確認しましょう。

項目	内容
借入金額	10万円～300万円
金利（年利）	7.0％
資金使途	結婚式・披露宴・婚約指輪の購入など
借入期間	最長で8年4か月

次に、トラベルローンの商品概要をご紹介します。

項目	内容
借入金額	10万円～100万円
金利（年利）	11.5％
資金使途	旅行に関係する費用
借入期間	最長で5年10か月

お金を借りる目的によって、借入ができる最大の金額や金利が異なっています。

お金の使い道以外にも申し込みができる人の条件がある！

借りたお金の使い道がブライダルまたは旅行であること以外にも、目的ローン（目的型ローン）に申し込みをするためには満たすべき条件があります。

• 申し込み時に満年齢が20歳以上60歳以下、完済時に65歳以下である
• 日本国内に居住している
• 本人が仕事をしていて毎月安定した定期収入がある
• 楽天カード株式会社の保証が受けられる

収入に関して、税込年収が300万円以上あることが目安であると案内されています。

楽天銀行スーパーローン（カードローン）とは異なり、本人に収入があることが求められます。

資金使途を確認する書類が求められる！必要書類

目的ローン（目的型ローン）に申し込む場合、以下の書類が必要です。

• 本人確認書類
• 収入証明書類
• 資金使途が確認できる書類

本人確認書類と収入証明書類に関しては、楽天銀行スーパーローン（カードローン）と同じなので詳細は省略します。

資金使途が確認できる書類とは、必要な金額が確認できる以下のような書類のことを言います。

• 見積書
• 請求書
• 予約確認書
• パンフレット

手書きのものは不可、すでに支払ったお金に関しては借入ができない、3か月以内に作成されたものでなければいけないなどの条件がありますので、よく確認してから申し込みをしましょう。

また、融資が実行された後に支払済確認書類の提出も必要です。

1か月以内の提出が求められていて、提出しなかった場合や書類の金額と融資の実行額が違う場合などには、他のローンとして審査をし直し、金利が変更される・差額分の返金を求められるなどの措置が取られます。

申し込みはインターネットから！スーパーローンと同時申し込みは不可

目的ローン（目的型ローン）への申し込みは、インターネットから行います。その際、以下のような注意点がありますので確認しておきましょう。

• 楽天銀行スーパーローン（カードローン）の会員は申し込み可能
• 楽天銀行スーパーローン（カードローン）との同時申し込みは不可/li>
• 楽天銀行スーパーローン（カードローン）に申し込み中の申し込みも不可

すでに楽天銀行スーパーローン（カードローン）の会員になっている人は申し込みができますが、同時に申し込んだり契約が完了していないうちに新たに申し込んだりすると、目的ローン（目的型ローン）の申し込みはキャンセルされます。

融資の実行方法は口座への振込

目的ローン（目的型ローン）の場合、融資の実行方法は指定口座への振込です。

一度借入をしたら後は返済をするだけなので、追加の借入はできません。

返済方式は元利込定額返済方式

目的ローン（目的型ローン）の返済方式は、元利込定額返済方式です。借入金額によって、以下のように返済額が決められています。

返済額は、以下の通りです。

借入金額	返済額
50万円以下	10,000円
50万円を超えて100万円以下	20,000円
100万円を超えて150万円以下	25,000円
150万円を超えて250万円以下	35,000円
250万円を超えて300万円以下	40,000円

トラベルローン場合は上限が100万円までなので、返済額は10,00万円または20,000円となります。

ボーナス時に多めに返済するよう設定することもできます。

返済方法は自動引落！繰上げ返済も可能

目的ローン（目的型ローン）の返済方法も、自動引落です。楽天銀行の口座だけではなく、さまざまな金融機関の口座を返済用の口座として指定できます。ただし、一部の金融機関の口座は返済用の口座として選べませんので注意しましょう。

返済日は、1日・12日・20日・27日から選ぶことが可能です。

ただし、金融機関によってはすべての日付から選べないこともあります。27日は、楽天銀行を返済用口座に選んだ場合のみ選択できます。

一部または全額繰上げ返済をすることも可能で、その場合は振込によって返済をしましょう。

提携している大学に通っていれば金利の優遇がある！教育ローン

大学専用教育ローンは、大学に納入する費用を借入するための商品で、提携している大学に通っている場合は金利の優遇が受けられるのでお得です。

では、内容を詳しく見ていきましょう。

大学専用教育ローンの特徴

大学専用教育ローンは、以下のような特徴を持つ商品です。

• 大学に納付する費用のために借入をする商品
• 大学専門で専門学校などは対象外
• 医学部・歯学部・薬学部系の大学は利用限度額が高い
• 変動金利と固定金利から選択可能
• 繰り返しの借入はできない
• 複数年度分の借入をまとめてすることはできない

大学専用教育ローンで借入ができるのは入学金・授業料・教材費など、大学に納付する費用で、大学以外に支払う教材費や寮費などは融資の対象となりません。また、大学専用の商品なので、専門学校や語学学校などに通っている人は利用できない商品です。

学費が多く必要な学部に通っている場合は、それに合わせて利用限度額が高く設定されています。

この商品は、繰り返しの借入はできない性質の商品です。また、複数年度分の借入をまとめてすることはできず、1回に借入できる金額は学費納付書や学費振込依頼書などに記載された金額までです。

そのため、年度が変わったなどの理由で再度融資が必要になった場合は、新たに申し込みをし直して審査を受け、契約をしましょう。

提携大学かどうかで内容が異なる！商品概要

大学専用教育ローンは、提携先の大学かどうかで商品内容が異なります。

まずは、提携型のローンの商品概要から確認しましょう。

項目	内容
借入金額	10万円以上500万円以下（1円単位） ※医学系大学などは10万円以上1,000万円以下（1円単位）
金利（年利）	提携校ごとに金利が異なる
資金使途	楽天銀行の提携先大学への学納金
返済期間	1年以上14年以内（1か月単位）

次に、非提携型ローンの商品概要をご紹介します。

項目	内容
借入金額	10万円以上500万円以下（1円単位） ※医学系大学などは10万円以上1,000万円以下（1円単位）
金利（年利） ※記事掲載時	変動金利：3.214％（見直しあり） 固定金利：3.900％（見直しなし）
資金使途	大学への学納金
返済期間	1年以上14年以内（1か月単位）

提携型の金利は、提携校によって異なるため申し込み時に確認する形になっています。申し込みボタンを押した後に提携校コードと申し込みコードを入力したら金利が表示されますので、そちらで確認しましょう。

非提携型の金利は借入時の金利が適用されるため、記事掲載時での金利を参考として記載しています。

借入金額が500万円を超える場合は、連帯保証人が必要です。原則、ローンの対象となる学生本人が連帯保証人になります。また、返済方法によっては、500万円以内の借入でも連帯保証人が求められることがあります。

大学専用教育ローンの申し込み条件

大学専用教育ローンに申し込むためには、以下の条件を満たしている必要があります。

• 借入時に年齢が満20歳以上満62歳以下である
• 日本国内に居住している（外国籍の人は永住権か特別永住権を持っている）
• 大学に入学・在学している学生と生計を一にする親族または本人である
• 安定収入がある

提携型の商品の場合は、楽天銀行が提携している大学に入学または在学していることが条件です。

また、完済時の年齢が満70歳以下になるように返済期間を設定する必要があります。学生本人が連帯保証人になる場合は、満74歳以下になるように返済期間を設定することが必要です。

学費を確認できる書類が求められる！必要書類

大学専用教育ローンに申し込む場合、以下の書類が必要です。

• 本人確認書類
• 収入証明書類
• 大学の費用に関する書類

本人確認書類と収入証明書類に関しては、楽天銀行スーパーローン（カードローン）と同様です。

大学の費用に関する書類については、新入生の場合は以下のものが必要です。

• 入学を証明できるもの（合格証明書など）の写し
• 学納金額がわかるもの（学費納付書など）の写し

在学生の場合は、以下のものを用意しましょう。

• 学生証の写し
• 学納金額がわかるもの（学費納付書など）の写し

書類は、大学が発行したものに限られます。

申し込みは大学に合わせてインターネットから！

大学専用教育ローンへの申し込みは、楽天銀行のホームページからインターネットで行います。

提携型と非提携型があるので、在学中または進学予定の大学に合わせてフォームを選んで申し込みをしましょう。

融資の実行方法は楽天銀行から大学に直接支払う方法！

大学専用教育ローンの場合、融資は楽天銀行が大学の口座に直接振り込む形で行われます。

借入をする人の口座にお金が振り込まれることはありません。

返済方式は元利均等返済方式！返済オプションも選択可能

大学専用教育ローンの返済方式は、元利均等返済方式です。毎月一定の金額を返済する方法で、返済期間などによって返済額が決まります。

また、以下のような返済オプションを選ぶこともできます。

返済オプションの種類	内容
ボーナス併用分割払い	ボーナス月には多めに返済をする方法
在学中元金据置返済	在学中は利息のみ返済 卒業したら利息と元金を支払う
親子リレー返済	在学中は保護者が返済 卒業したら学生本人が返済

返済オプションを利用することで、返済の負担を軽くしながら教育資金を用意することも可能です。

返済方法は自動引落で繰上げ返済にも対応可能

大学専用教育ローンの返済方法も、自動引落です。

一部または全額繰上げ返済をすることも可能です。その場合は、事前に楽天銀行カードセンターに電話をしてから振込によって返済をしましょう。

楽天銀行では借入の目的に合わせて商品を選べて便利！

借入の目的が決まっている場合、繰り返しの借入はできませんが金利が低く抑えられるというメリットがあります。

どのような借り方をしたいのかを考えて、ぴったりの商品を選ぶようにしたいものです。