大手消費者金融で借入する理由は何でもいい?お金の使い道を確認
大手消費者金融で借入をする場合、何らかの理由があるものです。では、借りたお金は何に使ってもいいのでしょうか。
借りたお金の使い道に関しては、基本的には自由ではありますが、実は利用できない目的もありますので借入の際には注意したいところです。
では、大手消費者金融で借入をしたお金の使い道について、詳しく見ていきましょう。
実際に借入をしている人がお金を使う目的を見てみよう
まずは、実際にお金を借りている人がどのような目的で借りたお金を使っているのか、確認しましょう。
借りたお金の使い道の例は?確認しよう!
大手消費者金融で借りたお金は、様々な目的に利用することが可能です。
日常生活の中で、以下のような使い方をしている人もいます。
- 生活費の補てん
- 家賃や住宅ローンの支払い
- 家具や家電などの購入
- 旅行
- レジャー
- 趣味
- 娯楽
また、日常的な利用以外にも、以下のような目的で借入をしている人もいます。
- エステ
- 美容のため
- 資格を取るための費用
- 通信教育の費用
- 子どもの学校関係の費用として
- 車の購入や車検など
それから、避けられない出費や無いと困るお金のために借入をしている場合もあります。
- 冠婚葬祭
- 医療費
- 税金の支払い
日常的に利用している人もいれば、まとまったお金が必要な時に借入をしている人もいるという感じで、かなり自由度が高いことがわかりますね。
事前に資金使途に関する取り決めを確認しておこう
資金使途とは、借りたお金の使い道のことです。
たとえば、資金使途は生計費に限るとされている業者で借入をした場合、事業のためにお金を使うことができません。そのため、何の目的でお金を借りたいのかによって、商品選びをしましょう。
消費者金融ごとの取り決めは?大手消費者金融の資金使途を確認!
それでは、大手消費者金融では借りたお金の使い道についてどのように取り決めがされているのでしょうか。業者ごとに詳細を確認しましょう。
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムの資金使途は自由
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムでは、資金使途を自由としています。利用者の目的に合わせて自由に使うことが認められていますので、借りたお金を幅広い用途に使うことが可能です。借りたお金は、事業性資金に使っても構いません。
アコムには、通常のカードローン以外に「ビジネスサポートカードローン」という商品もあります。こちらは名称の通りビジネスに利用することを目的としたカードローン商品なので、事業のためにお金を使いたい個人事業主はこちらの商品も利用できます。
消費者金融は、貸金業法の総量規制という仕組みによって、通常は年収の3分の1を超える融資はできません。ですが、個人事業主にお金を貸す場合は、例外的に年収の3分の1を超える融資が認められています。両者の特徴を、比較してみましょう。
商品名 | カードローン | ビジネスサポートカードローン |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 20歳以上69歳までの人 安定収入と返済能力のある人 アコムの基準を満たす人 |
業歴が1年以上の個人事業主 アコムの基準を満たす人 |
資金使途 | 自由 | 自由 |
金利 | 年3.0%~18.0% | 年12.0%~18.0% |
融資額 | 1万円から800万円 | 1万円から300万円 |
総量規制について | 対象 融資は年収の3分の1まで |
対象外 例外的に年収の3分の1を超える融資も可能 |
事業のためにまとまったお金を使いたい個人事業主は、通常のカードローンではなくビジネスサポートカードローンを利用するといいということですね。この商品は個人事業主を対象としていますので、それ以外の人は通常カードローンに申し込みましょう。
プロミスでは借りたお金の使い道を限っている!
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)は、資金使途を以下のように限定しています。
- 生計費に限る
- 個人事業主は生計費と事業費に利用可能
プロミスでは、資金使途は自由ではなく生計費に限られています。生計費とは、生活を維持する上で必要な費用のことを言います。具体的には、以下のようなものが挙げられます。
- 家賃や住宅ローンの費用
- 車などの購入
- 衣料品の購入
- 医療費
- 交通費
- 冠婚葬祭の費用
生計費には生活水準を維持するための費用という解釈もありますので、以下のような費用も生計費に入ります。
- 娯楽費
- 旅行やレジャー
- 必要最低限ではない洋服やアクセサリーなどの購入
- ショッピング
ですが、ギャンブルは生活を成り立たせるために必要なものではないので、生計費としては認められません。
また、事業費も生計費には含まれないので、個人事業主以外の人が事業のためにお金を使うことはできません。
ですが、個人事業主が事業にお金を使うことは認めています。
また、プロミスも「自営者カードローン」という自営業者向けの商品を提供しています。
商品名 | フリーキャッシング | 自営者カードローン |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 20歳以上69歳以下の人 本人に安定収入がある人 |
年齢20歳以上65歳以下の自営者 |
資金使途 | 生計費 (個人事業主は生計費と事業費) |
生計費および事業費 |
金利 | 年4.5%~17.8% | 年6.3%~17.8% |
融資額 | 500万円まで | 300万円まで |
総量規制について | 対象 融資は年収の3分の1まで |
対象外 例外的に年収の3分の1を超える融資も可能 |
事業のためにお金を使いたい人は、自営者カードローンを選択してもいいですね。
アイフル株式会社は原則お金の利用目的を問わない!
アイフル株式会社では、借りたお金の使い道に関して原則利用目的は問わないと案内しています。そのため、様々な目的にお金を使うことが可能です。申し込みフォームを確認すると、利用目的の欄に生計費と事業資金があり、複数選択も可能となっています。
アイフル株式会社でも、事業にお金を使うことが目的の人は「事業サポートプラン」を利用することもできます。不動産担保型と無担保型がありますが、今回はカードローンと同じく無担保で利用できる無担保型についてご紹介します。
商品名 | カードローン | 事業サポートプラン(無担保ローン) |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 満20歳以上69歳までの人 定期収入と返済能力のある人 アイフルの基準を満たす人 |
個人事業主 |
資金使途 | 自由 | 事業資金 |
金利 | 年3.0%~18.0% | 年3.0%~18.0% |
融資額 | 1万円から800万円 | 1万円から500万円 |
総量規制について | 対象 融資は年収の3分の1まで |
対象外 例外的に年収の3分の1を超える融資も可能 |
アイフル株式会社の場合、事業サポートプランで借りたお金は生計費には利用できませんので、注意が必要です。
レイクALSAの資金使途は原則自由でも事業性資金には使えない
レイクALSAの資金使途は、原則自由となっています。ですが、事業性資金としての利用はできませんので、注意しましょう。
個人事業主が申し込むことは可能ですが、その場合は生計費としてお金を使う目的で借入をすることになります。
事業者向けの商品はありませんので、事業のためにお金を使うのであれば別の業者を選ぶ必要があります。
株式会社SMBCモビットは事業性資金としての利用を禁止
株式会社SMBCモビットの場合、借りたお金は以下の使い方はできないと申し込みフォームに明記されています。
- 事業性の資金
- ギャンブル資金
それ以外であれば、生活費や教育費、入院治療費など幅広い目的に利用できることがわかります。
株式会社SMBCモビットは事業者向けの商品を取り扱っていませんので、事業目的でお金を借りる人は別の業者を選びましょう。
借入先に大手消費者金融を選ぶ理由は?安心感や融資のスピード
借入先としては他にも銀行や中小消費者金融などがありますが、借入先に大手消費者金融を選ぶ理由は何でしょうか。見ていきましょう。
大手消費者金融のメリットは融資までのスピード
大手消費者金融の最大のメリットは、融資までのスピードが速いことです。
大手消費者金融は、どの業者を選んでも即日融資が可能な方法があります。
申し込み時間や審査状況などによって左右されることはありますが、即日融資が受けられる可能性がある点で、急いでいる時にも安心して申し込める点で選ばれることが多いのが大手消費者金融です。
中小消費者金融の中にも一部即日融資に対応できる業者がありますが、どの業者が対応できるのか探す必要がありますが、大手ならみんなが名前を知っているので、探しやすく便利です。
銀行のカードローンは、融資を行う前に警察庁のデータベースで情報の照合をしなければいけなくなったことから、以前は一部の銀行で行われていた即日融資ができなくなりました。
そのため、急いでいる時に大手消費者金融を選ぶ人が多いと言えます。
申し込みから借入までの流れが便利なことも大手消費者金融の特徴
大手消費者金融は、たくさんの人にとって利用しやすい状況を整えるために、複数の申し込み方法に対応していますし、また契約までの流れもわかりやすいように整えられています。
業者によってはインターネットを通して契約まで終了できる場合もあり、利便性が高いことも大手消費者金融を借入先に選ぶ理由です。
資金使途が限られることも!借入の理由に合わせた消費者金融選びを
大手消費者金融では、借りたお金の使い道である資金使途が限られていることもあります。
そのため、借入したい理由に合わせて業者選びをしなければいけないこともあります。
何のためにお金を借りたいのかをはっきりさせて、目的に合う消費者金融選びや商品選びをすると、便利に大手消費者金融を利用することが可能です。