借入先別の特徴を徹底解説!ニーズに合う借入を実現

中小消費者金融で借入する際の審査の特徴は?独自審査がメリット!

お金を借りたいと思った場合、正規の業者や金融機関から借入をするのであれば必ず審査が行われます。審査に通らなければお金を借りることはできませんので、どのような審査が行われるのか、気になるところです。

大手でお金を借りる場合、スコアリングシステムによって審査が行われていますが、中小消費者金融で借入をする場合の審査にはどのような特徴があるのでしょうか。詳しく確認しましょう。

中小消費者金融の審査の特徴は独自審査を行っていること!

中小消費者金融の審査の特徴は、独自審査です。では、どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

大手の場合はスコアリングシステムを採用!

大手消費者金融の場合、どの業者を選んでも審査にはスコアリングシステムが採用されています。スコアリングシステムとは、以下のような特徴を持つ審査の方法です。

  • 申し込み者の情報を点数化して機械的に審査を行う
  • 機械的な判断なので審査時間が短い
  • これまでの融資経験を元に審査を実施

申込書に書かれた内容を点数化し、これまでの融資経験を元に機械的に判断することで、短い時間で審査結果を出すことが大手の審査の特徴です。人の手が入らない審査なので、担当者によって審査結果に違いが出にくくなっています。

同じ審査の手法を取っていても業者によって審査基準が違うので、どの大手消費者金融に申し込んでも審査結果が同じになるわけではなく、同じ人が申し込みをしても通る業者と通らない業者があることもあります。

ですが、大手で採用されているスコアリングシステムは人の手が入らない審査なので、重視されるポイントが同じであることは確かです。

中小消費者金融はそれぞれの業者のやり方で審査を行う!

中小消費者金融では、それぞれの業者ごとに決めたやり方で審査を行っています。

中小消費者金融では人の手で審査を行うことも多いので、担当者が申し込み者の個別の状況を判断して審査を行うことが可能です。

このように、独自審査を採用することで、業者によって重視するポイントに差が出やすいのが中小消費者金融の審査です。

そのため、より審査結果に違いが出やすくなります。だから、大手で通らなかった人が中小消費者金融に申し込んでみたら審査に通ったということも起こるわけですね。

中小消費者金融の審査が甘いわけではない!

大手消費者金融や別の中小消費者金融では審査に通らなかった人が審査に通る可能性もあるのが中小消費者金融の審査ですが、だからといって審査が甘いのではありません。どの業者も自社の基準を持っていますので、それに合わない人は融資の対象としません。

ですが、中小消費者金融が大手消費者金融と同じ層を融資の対象とすると大手に顧客を取られる可能性が高いのは確かです。

そこで、たとえば高齢者が通りやすい業者、女性が借りやすい業者など、その業者が売りとしている部分に当てはまっている人がより有利になるなど、その業者の審査基準に合っていれば通る可能性があると考える必要があります。

逆に、中小消費者金融は経営の規模が小さいことから、貸したお金が返って来ないとかなり困ることになりますので、申し込み基準をより厳しく定めていることもあるほどです。

中小消費者金融ではどのような項目がチェックされる?確認しよう

それでは、中小消費者金融で審査を受ける場合、どのような項目が確認されているのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

入力を求められる項目を確認!

まずは、中小消費者金融の一つである株式会社ライフティの場合を例に、入力を求められる項目を見てみましょう。

項目の種類 聞かれる内容
申し込み者の情報 名前(旧姓も)・住所・生年月日・性別
電話番号・居住形態・居住年数・国籍
メールアドレス・緊急連絡先
勤め先についての情報 勤務先名・業種・職種
代表番号・直通番号・内線番号
勤務先住所・役職や所属部署
就業形態・入社年月・社員数
給料日・健康保険証の種類
その他の情報 配偶者と同居家族の有無・扶養家族
別居している場合は自宅住所
家族の電話番号・家族の名前・続柄
希望の条件についての情報 年収・借入限度額・借入希望額
他社借入額・他社借入件数・利用目的
住宅ローンや家賃の負担額
希望連絡先・金融機関情報

自宅の住所だけではなく緊急連絡先の情報も求められたり、家族と別居している場合は詳細な情報が求められたりなど、かなり細かい項目まで入力を求められることが特徴です。

もう一つ、株式会社アローの場合はどうか、確認しましょう。

項目の種類 聞かれる内容
借入の希望についての情報 申し込み金額・使途
家族の承知の有無
申し込み者の情報 名前(旧姓も)・生年月日
性別・婚姻状況・同居家族構成
電話番号・メールアドレス
自宅についての情報 住所・住居種別・居住年数
住宅ローンや家賃の負担額
勤め先についての情報 勤務先名・勤務形態・仕事内容
勤務先住所・電話番号・職種
会社規模・入社年月・給料日・休日
健康保険証の種類・収入・勤務時間
その他の情報 (同意が得られれば)
配偶者の収入と勤務形態
一人暮らしの人は実家などの連絡先
他社借入についての情報 他社借入の有無
債務整理などの経験

やはり、かなり詳細に渡って情報の入力が求められることがわかりますね。

これらの中で、申し込み者に関する情報は誰にお金を貸すのかをはっきりさせる意味で尋ねています。

では、それ以外の項目がどのように審査に影響するのか、見ていきましょう。

家族や自宅に関する情報で見ていること

配偶者の有無や同居家族に関する情報は、自由になるお金がどれくらいありそうかを予想するための質問です。これが原因となって審査に通る・通らないを左右することはあまりありませんが、利用限度額の決定には影響を与える可能性があります。

自宅に関する情報では、連絡のつきやすさが重視されます。

緊急連絡先の情報が求められるのも、万が一返済が滞った時に本人と連絡がつかなくなっても、本人と連絡がつけられる手段となるからです。

借金を踏み倒して行方不明になられるととても困るので、引っ越しによって連絡がつかなくなることが考えにくい持ち家が有利です。また、居住年数が長いほど引っ越しにくいと考えられるので、有利です。

勤め先に関する情報は収入を確認する上で重要!

収入を得ていない人が借りたお金を返せるとは思えませんので、勤め先に関する情報はとても重要です。安定した収入を得ていないと判断されれば、借入そのものが難しくなります。

また、勤め先やその規模を見ることで、職場の安定性も確認しています。倒産が無い公務員などは有利ですし、倒産しにくい大企業も有利です。

ですが、中小企業に勤めている人が申し込むことも多いのが消費者金融なので、勤め先によって融資が断られることは考えにくくなっています。勤め先そのものよりも、収入の安定性が重要です。

収入を確認するのには、もう一つ理由があります。それは、消費者金融は法律によって申し込みをする人の年収の3分の1までしかお金を貸せないからです。年収を確認するのは、そのためでもあります。

借入の希望も審査結果に関係するので気をつけて

借入の希望は、ただ希望を書くだけのように見えますが、審査結果に影響することもありますので注意したいところです。

まず、借入の希望額ですが、金額が高くなればなるほど審査が慎重に行われます。

  • 融資額が高いほど返って来ない時にダメージが大きいので
  • 収入に対して高い金額を希望し過ぎると返済管理ができるのか不安視されるので

そのため、本当に必要な金額だけ希望することで、審査に通りやすい状況を作りましょう。

先ほども確認したように、消費者金融で貸せるのは年収の3分の1までです。そのため、その金額を目安として、それよりも低い金額になるよう意識して申し込みをすると安心です。

審査結果に大きく影響!他社借入

他社借入は、審査結果に大きく影響する項目です。

  • 他社で借りたお金の返済が遅れている
  • 他社で借りている金額が年収の3分の1に近い
  • 他社での借入件数が多い

中小消費者金融に申し込みをした時点で他社で借りたお金の返済が遅れている場合、すでに返済ができる状態にないと考えられます。

他社で借りている金額が年収の3分の1に近いと、法律の関係で融資ができません。

他社での借入件数が多い場合は借入金額も多くなっている可能性がありますし、またあちこちから借りているということはお金にかなり困った状態だと思われることから、融資は控えておこうと判断されます。

申し込み条件から見る審査に通るための条件とは

大手消費者金融でもそうですが、中小消費者金融でも申し込みをするためには最低限これだけの条件は満たしていて欲しいというラインが決められています。

それでは、どのようなことが求められるのか、いくつかの業者を例に確認しましょう。

新生パーソナルローン株式会社「ノーローン」で求められる条件

新生パーソナルローン株式会社「ノーローン」では、以下の人が申し込みの対象者です。

  • 20歳から79歳までで安定した収入がある人
  • 新生パーソナルローン株式会社の基準を満たす人

安定した収入は、パートやアルバイトによる収入でも構いません。

フタバ株式会社で求められる条件

フタバ株式会社では、申し込み基準を以下のように定めています。

  • 20歳以上73歳以下で安定した収入と返済能力がある人
  • 他の消費者金融での借入が4社以内の人

他社での借入件数に関して、明確な条件を設けていることがわかります。

フクホー株式会社で求められる条件

フクホー株式会社の場合、以下の人は契約できないと案内されています。

  • 他社での返済が延滞している人や過去の借入を放置している人
  • 自営業主・会社役員・現在仕事をしていない人
  • 健康保険証を持っていない人
  • 20歳未満または66歳以上の人
  • 他人名義で借入をしようとしている人

フクホー株式会社では、かなり細かく条件が定められています。

株式会社アローで求められる条件

株式会社アローでは、以下の人が契約できないとされています。

  • 24歳以下または66歳以上の人
  • 貸金業者から年収の3分の1を超える借入がある人
  • 健康保険に加入していない人
  • 勤続年数が1年未満(11か月以下)の人
  • 他社での返済が遅れている人
  • 確定申告などの年収証明が提出できない自営業者

こちらも、かなり詳細に条件を定めています。

業者によって条件はさまざま!自分に合う中小消費者金融へ申し込みを

このように、業者によって申し込める条件は様々です。

たとえば、年齢を見てみても、申し込める年齢にかなり幅があることがわかりますね。

そのため、申し込み先に選んだ中小消費者金融が求める条件を事前に確認して、自分に合うところに申し込む必要があります。

中小消費者金融での借入の審査基準は業者によって異なる!

大手のように一律でスコアリングシステムを採用するのではなく、業者それぞれのやり方で行う独自審査を取り入れていることが中小消費者金融の審査の特徴です。

審査でチェックする項目はだいたい共通していますが、人の手を通して審査を行うので、業者によって重視するポイントが違います。

また、借入ができる人に関する条件もさまざまなので、それもチェックした上で自分に合うと思われる業者に申し込みをすることが大切です。

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