個人事業主の借入は資金使途に合う商品を提供する借入先を選択しよう
個人事業主がお金を借りたい場合、事業のために借りた資金を使いたい場面と、プライベートな用途に資金を使いたい場面が考えられます。
借入先や選ぶ商品によって、借りたお金を事業費として使える場合とそうではない場合がありますので、個人事業主が借入をする場合は資金使途に合う商品を提供している借入先を選択してお金を借りる必要があります。
では、スムーズな借入をするために、個人事業主が着目するべき点について詳しく見ていきましょう。
個人事業主が借入をする場合はお金の使いみちに注意!
個人事業主が借入をする場合は、借りたお金の使いみちに注意して借入先を選択する必要があります。
では、詳しく見ていきましょう。
ローン商品の中には借りたお金を事業資金には使えないものも!
個人事業主がお金を借りる場合、以下の使いみちが考えられます。
- 事業資金として使いたい
- プライベートな目的に使いたい
- 事業にも個人的な目的にも使いたい
借りたお金の使いみちを資金使途と言いますが、商品によって資金使途が限られている場合もありますので、注意が必要です。
事業資金としてお金を使いたい場合、ビジネス向けのローン商品があります。
プライベートな用途であれば、一部の目的を除いて自由に借りたお金を使えるカードローンをはじめとして、目的ローンやフリーローンなども選択肢に入ります。
両方の用途に利用したい場合、どちらの用途にも使える商品もありますので、そういった商品を探して契約をすると便利です。ただし、このタイプの商品はあまり多くはありません。
個人事業主が借入をする場合は繰り返し借りたいかどうかも考えて
個人事業主が借入をする際には、借りたお金の使いみちと共に、繰り返し借入がしたいか、一度にまとまった資金が借りられればいいのかを考えたうえで商品選びをする必要もあります。
ローン商品には、決められた範囲内で繰り返し借入ができるカードローンタイプの商品と、一度借りたら後は返すだけで追加融資という考え方がないフリーローンタイプの商品とがあります。
たとえば、事業のためにまとまった資金が一度だけ必要ならフリーローン形式のビジネスローン、足りなくなるたびに借入をしたいのならカードローン形式のビジネスローンといった感じで、商品を選ばなければいけません。
そのため、両方を意識した上で商品を選択しましょう。
個人事業主と自営業者の違いとは
借入先によっては自営業者も借入が可能と表現している場合もありますが、自営業者と個人事業主には以下のような違いがあります。
自営業者 | 個人事業主 |
---|---|
法人を設立している場合も設立していない場合も含む その人が主体として事業を営んでいる |
法人を設立していない 個人で事業を営んでいる |
これを見ると、自営業者の方が意味が広いことがわかります。ということは、自営業者向けの商品であれば、個人事業主も利用できるということですね。
借りたお金を事業のために使いたい人向け!ビジネスローンの例
借りたお金を事業のために使いたい個人事業主の場合、ビジネスローン商品を中心に商品を探すと目的に合う商品が見つかりやすくなっています。
では、いくつか例を挙げて見てみましょう。
株式会社オリエントコーポレーションの事業融資
クレジットカードの発行などを行っている株式会社オリエントコーポレーションは、ビジネスローンも提供しています。
株式会社オリエントコーポレーションのローンには、以下の2種類があります。どちらの商品も、事業資金として使うのであれば資金使途は自由です。
ビジネスローンの種類 | 特徴 |
---|---|
CREST for Biz(クレスト フォービズ) | カードローン形式のローン商品 個人事業主専用 |
オリコビジネスサポートプラン | 証書貸付タイプとクレジットライン設定タイプがある 法人でも個人事業主でも利用できる ※オリコ加盟店・オリコクレジット利用の事業主限定 |
オリコビジネスサポートプランの証書貸付タイプとは、申し込みのたびに証書貸付契約を結んで貸付けをするタイプの商品で、資金が必要な時に契約を結び、その契約に関しては追加融資を受けることなく返済だけをしていくという使い方をします。
クレジットライン設定タイプは、クレジットライン付きの証書貸付契約で、設定されたクレジットライン(融資枠)を上限として、繰り返し小口の融資を受ける形式です。
それでは、商品概要を見てみましょう。
商品の種類 | CREST for Biz | オリコビジネスサポートプラン |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 個人事業主 | 法人・個人事業主 (業績1年以上、法人は直近決算期に債務業過でない場合ことも条件) ※オリコ加盟店・オリコクレジット利用の事業主限定 |
借りられる金額 | 10万円~300万円 | 証書貸付タイプ:100万円~1,000万円 クレジットライン設定タイプ:50万円~500万円 |
利率(実質年率) | 6.0%~18.0% | 6.0%~15.0% ※新規の場合は8.4%~15.0% |
返済について | 残高スライド返済コース・定額返済コースから選択可能 | 元利均等返済・一括返済から選択可能 |
必要書類 | 本人確認書類 所得証明書類 「事業状況のご確認」の書面・借入計画書など |
※個人事業主が契約する場合 所得証明書類 「事業状況のご確認」の書面・借入計画書など 印鑑証明書 |
申し込み方法 | オンライン | オンラインで資料請求 申し込み書類に記入し必要書類を添えて申し込み |
希望するお金の借り方によって商品を選べますし、また事業関連の幅広い目的に借りたお金を利用できるので便利ですね。
事業性融資専用!アイフルビジネスファイナンス株式会社
アイフルビジネスファイナンス株式会社は、2020年の7月1日に「ビジネクスト株式会社」から「アイフルビジネスファイナンス株式会社」に社名が変更された、アイフルグループの一員の会社です。
事業融資をメインとした業者で、事業者ローンや診療報酬担保ローンなどの商品を提供しています。今回は、個人事業主が利用できる商品である、事業者ローンについてご紹介します。
アイフルビジネスファイナンス株式会社の事業者ローンには、以下の2種類があります。どちらの商品も、事業性融資専用です。
事業者ローンの種類 | 特徴 |
---|---|
ビジネスローン | 借入後は返済のみを行う商品 |
カードローン | 限度額の範囲内で何度でも利用できる商品 |
それでは、商品概要を見てみましょう。
商品の種類 | ビジネスローン | カードローン |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 法人・個人事業主 ※申し込み時に満20歳から69歳まで |
法人・個人事業主 ※申し込み時に満20歳から69歳まで |
借りられる金額 | 50万円~1,000万円 | 1万円~1,000万円 ※新規の場合は上限が500万円まで |
利率(実質年率) | 3.1%~18.0% | 5.0%~18.0% |
返済について | 元利均等返済または元金一括返済 | 元金定率リボルビング返済 |
必要書類(個人事業主の場合) | 本人確認書類 確定申告書 所定の事業内容確認書 その他必要に応じて |
本人確認書類 確定申告書 所定の事業内容確認書 その他必要に応じて |
申し込み方法 | オンライン | オンライン |
アイフルビジネスファイナンス株式会社では、繰り返し借入を希望するかどうかで異なる商品が用意されているので、便利に選択できます。
個人事業主専用!株式会社クレディセゾンのローン専用カード
クレジットカードの発行を行っている株式会社クレディセゾンには、ローン専用のカードもあります。その中には、個人事業主専用のカード「MONEY CARD EX(個人事業主様専用カード)」もあります。借りたお金は、事業資金としてのみ利用することが可能です。
それでは、商品概要を見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 企業して1年以上の個人事業主である 20歳以から64歳までである |
利用可能枠 | 1万円~100万円 |
融資利率(実質年率) | 15.0% |
返済について | 定額リボルビング方式 |
必要書類 | 契約時に案内 |
申し込み方法 | インターネット 店頭 電話 |
こちらは、繰り返し借入ができるカードローン形式の商品です。
銀行にも個人事業主向けの商品がある!ジャパンネット銀行の場合
銀行でも、個人事業主向けのビジネスローンが扱われています。今回は、ジャパンネット銀行を例に商品の内容を見てみましょう。
ジャパンネット銀行の場合、個人事業主専用のビジネスローンがあります。商品名は「個人事業主向けビジネスローン」で、借りたお金は事業性資金としてのみ利用できる商品です。
法人が申し込みたい場合は、法人向けのビジネスローンを利用する必要があります。
個人事業主向けビジネスローンの商品概要は、以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 個人事業主である 日本国籍または外国籍で日本の永住権がある 申し込み時に満20歳以上満69歳以下である |
利用限度額 | 10万円~500万円 |
適用金利(年利率) | 4.8%~13.8% |
返済について | 前回の借入直後の残高によって返済額が決まる仕組み |
必要書類(個人事業主の場合) | 事業形態を確認できる書類 所得証明資料 その他必要とされる書類 |
申し込み方法 | インターネット |
この商品はカードローン形式で、決められた限度額の範囲であれば何度でも追加で融資を受けることが可能です。
また、ビジネスローン自動融資という機能を設定することもできます。設定しておけば、Visaデビットを利用した時に普通預金口座が不足している時に自動的に不足分の借入ができるので、取引が便利に行えます。
この商品を利用するためには、ジャパンネット銀行の個人事業主などを対象とした普通預金口座である「ビジネスアカウント」の作成が必要です。
銀行の商品であることを活かして、自動融資機能がつけられるなど便利に利用できるよう工夫された商品です。
地方銀行の商品を選ぶ場合は対象地域に制限がある場合も
たとえば、広島銀行には「<ひろぎん>サクっと!ビジネスローン」という商品がありますが、こちらは利用できる地域が限られた商品です。カードローン形式の当座貸越方式と、借入をしたら返済のみをする証書貸付方式があるので、希望に合わせて選ぶことができます。
商品内容は、以下の通りです。借りたお金は、事業性資金であれば自由に使うことができます。
商品概要はまだ見てない
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 広島銀行の営業区域内に居住地か事業所がある 法人または個人事業主である 保証会社の保証が得られる 借入時に満20歳以上万69歳以下である 個人事業主の場合1年以上の業歴がある(法人は2年以上) 原則信用保証協会利用対象業種である(農林水産業は可能) |
融資金額 | 50万円以上500万円以内 |
融資利率(実質年率) | 6.0%・10.0%・14.5% |
申し込み方法(個人事業主の場合) | インターネット 窓口 FAX |
さらに、広島銀行には「<ひろぎん>創業支援ローン」という商品もあります。こちらは、新たに事業を開始する予定の法人と個人事業主、または事業を開始して1年以内の法人と個人事業主を融資の対象とした商品です。
商品概要は、以下の通りです。借りたお金は、新規事業を始めるための運転資金や設備資金として使うことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 広島県・山口県・岡山県・愛媛県内で事業を営む 広島銀行所定の様式で創業計画書が提出できる ※事業内容が生保・損保代理店以外の金融保険業、風俗営業、パチンコ業の場合は融資の対象とならない |
融資金額 | 1,000万円以内 ※創業のために必要な資金の80%以内 |
融資利率 | 所定の金利(変動金利) |
申し込み方法 | インターネット 電話 FAX |
こちらの商品を個人事業主が利用する場合、「個人事業主安心プラン」として7大疾病に備えた「7大疾病のみ保障特約付ローン返済支援保険」がセットされますので、病気による返済負担の心配が軽減されます。
さらに、ホームページの作成や<ひろぎん>創業サクっと!カードローンという、融資金額が50万円~100万円のカードローンなど、7つのサポートの中から複数のサービスを選択して利用することも可能です。
手厚いサポートがありますが、利用できるのは指定された地域で事業を営む人のみであることがわかります。
借りたお金をプライベートな目的に使いたい人向けのローンの例
借りたお金をプライベートに使いたい場合、個人事業主も融資の対象となっている商品を選ぶ必要があります。
とはいえ、そういった商品は多くあるので、探すのはそんなに難しくはありません。
気をつけなければいけないのは、資金使途です。事業性資金には使えないという注意書きがある商品も多く見受けられるので、借りたお金の使い方には気をつけましょう。
では、どのような商品があるのか、いくつか例を見てみましょう。
株式会社SMBCモビットで借りたお金は事業には使えない!
大手消費者金融の株式会社SMBCモビットは、安定収入があることを条件に自営業者も融資の対象とすると明記しています。そのため、個人事業主でもお金を借りることが可能です。
ただし、借りたお金の利用目的が事業性の資金やギャンブル資金の場合は契約できないとされていますので、借りたお金を事業性資金として使うことはできません。
それでは、商品概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 20歳以上65歳以下である 安定した収入がある |
商品限度額 | 1万円~800万円 |
利率(実質年率) | 3.0%~18.0% |
返済について | 借入後残高スライド元利定額返済方式 |
必要書類 | 本人確認書類 収入証明書類 ※個人事業主は「営業状況確認のお願い」 |
申し込み方法 | インターネット |
株式会社SMBCモビットでは、個人事業主が借入をする際は「営業状況確認のお願い」という書類の提出が求められます。このように、自営者が借入をする場合は給与をもらっている人とは必要書類などが異なる場合があります。
そのため、案内を確認してから申し込みをしましょう。
イオン銀行のカードローンは個人事業主の借入にも対応!
イオン銀行のカードローン商品「イオン銀行カードローン」も、個人事業主でも借入ができる商品です。
利用できる人の条件の一つとして、安定継続収入が見込めることが挙げられていますが、その部分で以下のような人も申し込めると案内されています。
- アルバイト
- パート
- 自営業者
- 専業主婦(夫)
資金使途に関して原則自由としていますが、事業性資金には利用できないことが明記されています。つまり、事業以外であればさまざまな目的に利用できるということですね。
それでは、商品概要を見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 日本国内に居住している(外国籍の人は永住許可がある) 契約時に満20歳以上65歳未満 本人に安定継続収入が見込める |
限度額 | 10万円~800万円 |
利率(実質年率) | 3.8%~13.8% |
返済について | 残高スライド方式 |
必要書類 | 本人確認書類 年収を確認できる書類 |
申し込み方法 | インターネット |
個人事業主や法人代表者などの自営業者が申し込みをする場合、年収を確認できる書類が直近の住民税決定通知書に限られるなどの条件がありますので、よく確認してから申し込みをしましょう。
繰り返し借入をしたい時はカードローン商品を、一度借入ができればいい場合はフリーローン商品を選ぶと便利です。
ソニー銀行のカードローンも自営業者が申し込める!
ソニー銀行のカードローンも、以下の条件をすべて満たしていれば自営業者でも申し込むことが可能です。
- ソニー銀行に円普通預金口座を持っている
- 申し込み時の年齢が満20歳以上65歳未満である
- 原則安定収入がある
- 日本国籍である(外国籍の人は永住権を持っている)
- 保証会社の保証が受けられる
借りたお金の使いみちは原則自由ですが、事業性資金には使えないと案内されています。
それでは、商品概要を見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | ソニー銀行に円普通預金口座を持っている 申し込み時の年齢が満20歳以上65歳未満である 原則安定収入がある 日本国籍である(外国籍の人は永住権を持っている) 保証会社の保証が受けられる |
利用限度額 | 10万円~800万円 |
金利 | 変動金利 (毎月1日にサービスサイトに表示される金利) |
返済について | 元金と利息を合わせて一定の金額を支払う形式 |
必要書類 | 本人確認資料 年収確認資料 その他必要に応じて |
申し込み方法 | インターネット |
急いでいる時には、初回のみ振り込みで借り入れをすることも可能です。
地方銀行にも個人事業主を融資の対象とした商品が!
地方銀行のローン商品にも、個人事業主を融資の対象とした商品が見られます。たとえば、中国銀行の「ちゅうぎんカードローン コ・レ・カ」は、アルバイト・パート・主婦・個人事業主も利用できると、具体的に個人事業主を挙げて案内しています。
借りたお金は事業資金以外なら何に使ってもいいと案内されているため、事業性資金としては利用できません。
それでは、商品概要を見てみましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 申し込み時に満20歳以上65歳以下 安定継続収入がある 保証会社の保証を受けられる |
利用限度額 | 10万円~500万円 |
融資利率(年) | 4.800%~14.500% ※住宅ローン利用中の人は 4.800%~8.000% |
返済について | 支払日の前日の借入残高によって決まる方式 |
申し込み方法 | インターネット |
カードの発行まで、1週間程度が目安です。
資金使途を問わないので便利!両方の目的に使えるローン商品
では、いくつか例を見てみましょう。
プロミスのフリーキャッシングは個人事業主なら両方の目的に使える!
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)の「フリーキャッシング」の場合、資金使途の部分にはっきりと生計費に限ると記載されています。
ですが、個人事業主の場合は生計費および事業費に限ると案内されているため、個人事業主が借入をする場合に限って借りたお金を生計費にも事業費にも利用することが可能です。
では、商品概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 年齢が20歳以上69歳以下 本人に安定収入がある |
利用限度額 | 500万円まで |
借入利率(実質年率) | 4.5%~17.8% ※新規契約者の場合の利率 |
返済について | 残高スライド元利定額返済方式 |
必要書類 | 本人確認書類 収入証明書類 |
申し込み方法 | インターネット 電話 郵送 お客様サービスプラザ(店頭窓口) 自動契約機 |
カードローン形式なので、何度も借入ができて便利です。
ただし、この商品は貸金業法という法律によって、年収の3分の1を超える金額の融資ができない決まりになっています。事業資金として借入をする場合もそれは同じですので、年収に対する制限があることを知って利用しましょう。
プロミスの自営者カードローンも両方の目的に使え繰り返し借入可能!
SMFGグループのSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)には、「フリーキャッシング」とは別に「自営者カードローン」という商品があります。こちらの商品は、名前の通り自営者向けです。
フリーキャッシングとの違いは、年収の3分の1を超える融資が可能かどうかです。
こちらは、法律の例外の取り決めを元に年収の3分の1を超える融資も可能なので、事業のためにより多くのお金を使う必要がある場合はこちらを選ぶといいですね。
カードローン形式で融資を行っているので、利用限度額の範囲で何度でも借入ができて便利です。また、借りたお金は生計費と事業費に利用できると明記されているので、資金使途を気にせずにお金を使うことができるので安心感があります。
では、商品概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 年齢が20歳以上65歳以下の自営者 |
利用限度額 | 300万円まで |
借入利率(実質年率) | 6.3%~17.8% |
返済について | 残高スライド元利定額返済方式 |
必要書類 | 本人確認書類 収入証明書類 事業実態を疎明できる書類 |
申し込み方法 | インターネット 電話 お客様サービスプラザ(店頭窓口) |
スピード審査なので、申し込み時間や審査情況によっては申し込みをした当日に借入ができる場合もあります。ですが、状況によっては翌日以降の借入になりますので、余裕を持って申し込みをしましょう。
アコムにも資金使途が自由な商品がある!
三菱UFJフィナンシャル・グループ アコムの「ビジネスサポートカードローン」という商品は、個人事業主を融資の対象とした商品です。こちらの商品の資金使途は自由となっていて、事業資金にも日常的な用途にも借りたお金を使うことができます。
では、商品概要を確認しましょう。
項目 | 内容 |
---|---|
融資の対象となる人 | 業歴が1年以上の個人事業主 アコムの基準を満たしている |
融資額 | 1万円~300万円 |
借入利率(実質年率) | 12.0%~18.0% |
返済について | 定率リボルビング方式 |
必要書類 | 確定申告書B(第一表)を直近1期分 青色申告決算書または収支内訳書が必要な場合も |
申し込み方法 | インターネット 電話 店頭窓口 自動契約機(むじんくん) 郵送 |
カードローン形式の商品なので、繰り返し借入をすることができます。
株式会社クレディセゾンのローンカードも両方の目的に利用可能
クレジットカードの発行を行っている株式会社クレディセゾンには、ローン専用のカードもあります。ローン専用のカードは「MONEY CARD」という名称で、普段使いとしてはもちろん、事業性資金としても利用できると案内されています。
年収が400万円以上ある個人事業主の場合、金利がお得な「MONEY CARD GOLD」を利用することも可能です。
では、商品概要を確認しましょう。
カードの種類 | MONEY CARD | MONEY CARD GOLD |
---|---|---|
融資の対象となる人 | 20歳から75歳まで 安定した収入がある |
20歳から75歳まで 税込年収が400万円以上ある ※主婦・学生・年金収入のみは申し込み不可 |
融資コース | 50万円~300万円 ※新規入会時は100万円まで |
300万円まで |
融資利率(実質年率) | 8.0%~17.7% | 6.47%~8.47% |
返済について | 定額リボルビング方式 | 定額リボルビング返済 |
必要書類(個人事業主の場合) | 本人確認書類 所得証明書類 |
本人確認書類 所得証明書類 |
申し込み方法 | インターネット 店頭 電話 |
インターネット 店頭 電話 |
先ほど確認したように、株式会社クレディセゾンは個人事業主専用のローンカードも発行しています。そちらの商品との違いは、年収の3分の1を超えて借入ができるかどうかです。
個人事業主専用のMONEY CARD EX(個人事業主様専用カード)は、年収の3分の1を超える融資も可能です。
いずれのMONEY CARDを持っている場合でも、申し出をすれば配偶者専用のMONEY CARDである「パートナーカード(配偶者様専用MONEY CARD)」を追加で発行することも可能です。
個人事業主が借入する場合は資金使途に合わせた借入先の選択を
以上のように、個人事業主が利用できる商品には、日常的な用途に利用できるタイプ・事業に利用できるタイプ・両方の目的に利用できるタイプの3種類があります。
そのため、個人事業主が借入をする際には、何のためにお金を借りたいのかを元に商品や借入先を選択する必要があるのです。
目的に合った借入をして、借りたお金を日常生活や事業に役立てられるようにしたいですね。